個別性を重視できる
作業療法士をめざして
医療人の視点と寄り添う姿勢。私がつかんだ2つの成長
作業療法士をめざして
医療人の視点と寄り添う姿勢。私がつかんだ2つの成長

濱野 芽依
総合リハビリテーション学部
作業療法学科
就職先 医療法人 徳洲会 高砂西部病院
興味深い学びのもとで、
身体への理解を深めた毎日
看護師の母と、理学療法士の兄の影響で興味を持った作業療法士の仕事。神戸学院大学にはさまざまな日常生活の場を想定した実習施設があり、期待通りの実践的な学びに取り組めました。ものづくりを体験する実習から疲労が溜まりやすい部位を感じたり、あらゆる身体構造を解剖学や生理学で理解したり。“人の動き”に対する意識や視点が鋭くなった今、街ゆく人々の歩き方まで深く観察するほどになりました。また、日々の授業での発表やIPE※の取り組みを通して、自分の意見を伝えること、異なる専門分野の意見を聞き入れることの大切さを実感。チーム医療に欠かせないコミュニケーション力に自信が持てるようになりました。
※IPE: Interprofessional Education(専門職連携教育)
相手の立場に寄り添えば、
患者さんの想いが見えてくる
数々の経験を経て臨んだ4年次の臨床実習では、脳梗塞からの回復をめざす患者さんを担当。相手の方と会話を重ねる中で、「まずトイレに行けるようになりたい」という想いを汲み取ることができ、その目標に沿った動作分析や介入を考えました。麻痺の要因となる病気は同じでも、リハビリでめざすゴールは一人ひとり違うもの。学んだ知識や技術を発揮するためには、患者さんを理解することから始まると学べた体験でした。臨床実習で将来のイメージを明確に描けた私は、キャリアセンターを活用して理想の病院への就職を実現。患者さんの個別性を何よりも大切に、相手の気持ちに寄り添った行動を心掛けていきます。