人の想いに寄り添える
作業療法士が目標
心配りとコミュニケーションから始まるより良い支援
作業療法士が目標
心配りとコミュニケーションから始まるより良い支援
坂本 葉月
総合リハビリテーション学部
作業療法学科
就職先 社会医療法人 愛仁会
その日のうちに疑問を解決し、
幅広い知識を習得
母の仕事が介護福祉士で、子どもの頃から身近に感じていた医療や福祉の世界。神戸学院大学の作業療法学科には最先端の実習施設や福祉器具が揃っており、ここなら幅広いスキルを磨けると思っていました。その期待通り、「解剖学」の授業を通して身体の構造への理解を深めたり、マットレスひとつから各種の機能の違いを学んだりと、授業はどれも実践的なものばかり。作業療法士は、身体と精神の両面からその人に合う支援を考えなければならない仕事だけに、多分野の知識を得られる毎日はとても充実していました。もちろん学習領域が広い分、知識の習得には努力が必要です。授業で生まれた疑問は必ず当日中に調べるなど、自主的な学習を心掛けました。
即戦力としての活躍を目標に、
多職種連携や介護の現場を経験
現代のチーム医療を意識し、力を入れたのがコミュニケーション力の向上です。2年次にはIPE※に参加して医療職に関する理解を深めたほか、母が勤める介護施設でのアルバイトにも励みました。例えば、日常の感覚が鈍くなった高齢者は、挨拶が今の時間を知るきっかけになることも。小さな声掛けも大切な支援なのだと知る経験でした。就職活動でこだわったのは、大学で培ったリハビリの手法を生かせる環境。学科の先生のアドバイスやキャリアセンターの方の就職指導を力に、希望通りの医療法人から内定をいただきました。卒業後はすべての人への心配りと一人ひとりに合ったコミュニケーションを心掛け、患者さんにもチームの仲間にも寄り添える作業療法士になりたいです。
※IPE: Interprofessional Education(専門職連携教育)