心理臨床カウンセリングセンター主催フォーラムを開催しました
2024/08/30
心理臨床カウンセリングセンター主催フォーラムとして7月27日、シンポジストに髙橋紀子氏(臨床心理士・公認心理師)を迎え「中長期的被災地支援について考える」フォーラムをオンライン(ZOOM)で開催しました。
髙橋紀子氏は大学勤務を経て、臨床心理士として福島県で被災地支援活動を開始。南相馬ひきこもり支援センター、非営利団体「桃の駅」を立ち上げ、プレイパーク等を運営するとともに、児童精神科、行政主催の相談会、キンダーカウンセラー、性加害者支援、産業カウンセラー、通信高等学校スクールカウンセラーを兼務しています。
心理学部の石﨑淳一教授(心理学研究科長)の挨拶で始まったフォーラムは心理学部教授で心理臨床カウンセリングセンター長の土井晶子教授が司会を務め、約70人が視聴しました。
髙橋氏は、「中長期的被災地支援について考える 自然災害と人災、そして当事者性の違いから」というテーマで、居住地で災害があった場合と災害のあった地域へ支援に行く場合とにおけるできることの違いや、直後と時間が経過してからの心理的影響の違いなどについて、先生の経験を基に話をしました。
参加者の方からは、気持ちを伝える際のことばについてや日頃から準備しておくことなどについて質問があり、活発なディスカッションも行われました。