博物館実習Ⅰの受講生が第72回有瀬図書館ギャラリー展「我が家の宝物」を開催しています
2024/11/18
博物館学芸員課程の博物館実習Ⅰ(3年次生)の受講生が、有瀬図書館本館2階エントランスで、第72回有瀬図書館ギャラリー展「我が家の宝物」を開催しています。
この企画展は、博物館学芸員課程主任の用田政晴教授の指導のもと、11人の受講生が大事に保管していたモノや家族・親戚などから譲り受けた品を持ち寄り、「我が家の宝物」として紹介しています。展示は11月30日までです。
身近にある品から海外で入手した品まで、また主に江戸時代から最近のものまで、さまざまな種類の資料が集まっていますが、提供者である受講生はこれらの由来や思い出を解説パネルで語っています。
「宝物」は、古銭・掛軸・古書から「ベルリンの壁」の破片や五ツ葉のクローバー、かつて売られていた懐かしいコーラの瓶やフィルムビデオカメラ、旅の土産品など人によってさまざまです。「見つめてみるとそれぞれに何かを訴えてくれていて、所有者の思い入れもわかるような気がします。そんな『モノに触れ』『モノを見つめ直す』『モノに思いをはせる』といった『ふだんは物言わぬ』物的資料観察の機会にしたいと考えました」というのが企画の意図です。
博物館学芸員課程の受講生は、夏休み明けからの限られた実習時間の中で、これらを持ち寄り、考察することによって、身近である生活や生業と結びつくことの多い現代の博物館世界の潮流を感じることができました。