経済学部の岡部教授が「第16回ヤルタ・ヨーロッパ戦略会議」に出席しました
2019/09/17




ウクライナの首都キーウ(キエフ)で12日から14日まで開催された「第16回ヤルタ・ヨーロッパ戦略会議」に、経済学部の岡部芳彦教授が出席しました。この会議は、ウクライナの企業家ヴィクトル・ピンチューク氏のイニシアチブで創設され、「ウクライナ版ダボス会議」とも言われています。世界の各界のオピニオンリーダーが招かれ、ウクライナだけではなくグローバルな政策課題や社会問題について議論が行われます。
岡部教授は、国際ウクライナ学会日本支部のウクライナ研究会の会長として招聘され、日本からは駐ウクライナ日本国大使以外で唯一の招待者でした。また、スペシャルゲストとしてハリウッド女優のロビン・ライト氏やミラ・クニス氏も同会議に参加。13日に開催された開会セレモニーには、エストニアのケルスティ・カリユライド大統領、フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領、ウクライナのヴォロディーミル・ゼレンスキー大統領らが出席しました。
岡部教授は、会議初日の晩餐会で、アンドリー・ボフダン大統領府長官、キリル・ティモシェンコ同副長官、ダニリューク国家安全保障会議書記、クリチコ・キーウ(キエフ)市長、サドヴィ・リヴィウ市長などの政界関係者にくわえ、ウクライナやロシアで著名なジャーナリストのドミトロ・ゴルドン氏などとともに活発に意見を交換しました。会議2日目には、ドミトロ・ラズムコフ・ウクライナ最高会議(国会)議長とも会談しました。
最終日には、トニー・ブレア元英首相、2016年のノーベル平和賞受賞者のファン・エマヌエル・サントス元コロンビア大統領、世界的に著名な経済学者ジェフリー・サックス米コロンビア大学教授、経済史家のニーアル・ファーガソン博士らとともに言葉を交わしました。
岡部教授は「今年は、大統領選、最高会議選挙を経て、新しい政権が始まりました。20代の副首相が誕生するなど今ウクライナはダイナミックに動いています。今回の会議ではウクライナ国民が世界一楽観的であることが紹介されました。私も楽観的にウクライナの将来を見守りたい」と語っています。
なお、岡部教授とゼレンスキー大統領の写真は、ウクライナ大統領府公式ウェブサイトにも掲載されています。