法学部3年次生の千知岩隼人さんが九州サッカーリーグ所属「Brew SAGA」の監督に就任しました
2025/03/19






法学部3年次生の千知岩隼人さんが九州サッカーリーグ所属の社会人クラブチーム「Brew SAGA(ブリュー佐賀)」の監督にこのほど就任しました。オーディション形式の「監督セレクション」に応募して選ばれ、異例の学生監督として指揮を執ります。大学卒業に必要な単位は3年間で取得済みで、既に現地入りして練習にも参加。リーグ優勝、JFL(日本フットボールリーグ)昇格を目指して4月5日の開幕に備えます。
千知岩さんは四国学院大学香川西高等学校サッカー部に所属していました。3年の時に地方予選の準決勝で敗れたことをきっかけに指導者の道を歩み始めました。本学に入学して2023年からは神戸市東灘区の六甲アイランドにある企業グラウンドを拠点とするU15(中学生主体)のサッカーチームで監督を務めました。
「Brew SAGA」は昨シーズン九州リーグ4位だった「Brew KASHIMA」を母体に、活動範囲を佐賀県全域に広げるためにチーム名を変更して今シーズン新たに誕生、佐賀県鹿島市の「株式会社フットボールクラブ佐賀」(宮城亮代表取締役)が運営します。
監督セレクションは1次(レポート)、2次(演習)があり、最終まで残った2人の中から選ばれました。チームの宮城代表は、「経験よりも、指導者としての本人の熱量の高さが新監督決定の決め手でした」と話しました。千知岩さんも「サッカー選手ではなく、指導者として生きていくのが夢です。始めるなら早いほうがいいと思い卒業を待たずに進路を決めました。サッカーができる良い環境があり、プロ選手を育てる素地もありますので、全力を尽くして期待に応えます」と、意欲を燃やしています。
小中学生と社会人の選手では指導法も異なります。千知岩さんは「小中学生は技術の指導が中心でした。社会人の場合、ある程度の技術は既に身についているので、判断力と細かい戦術がかぎです。選手との年齢が近いのでコミュニケーションが取りやすいのが自分の強みです。各選手の長所を伸ばし、カウンターを有効に使い、細かい戦術指導で勝利に導きたいです」と抱負を語りました。
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