「『森茂樹物語』を読んで感じたことを自由に表現してみよう」作品募集企画の表彰式を開催しました
2024/02/07
「『森茂樹物語』を読んで感じたことを自由に表現してみよう」と呼びかけた作品募集企画で優秀賞に選ばれた学生6人の表彰式が1月30日と2月6日、ポートアイランド第1キャンパスで開かれました。中村恵学長から表彰状が贈呈され、ブランド力醸成ワーキンググループ座長の辻幸恵学長補佐(経営学部教授)から副賞が贈られました。
「自校の歴史から学ぶ月間」(12月)に合わせて企画しました。表彰式には中村学長、辻学長補佐とともに審査を担当した生田卓也副学長も出席。各受賞者のあいさつを聞き、審査にあたった立場から学生に感想を伝えました。
■濱藤和さん(経営学部2年次生)
濱藤和さん(経営学部2年次生)は森茂樹初代学長の左目と眼鏡をクローズアップし、瞳にはポートアイランド第1キャンパスの風景が映っているイラストを応募しました。「マーケティング論の授業で中村学長の話を聞かせていただき、森茂樹初代学長に関心を持ちました。(森裁縫女学校を設立した)お母さんの影響も受けて大学を創設し、今日のように大きな大学になったのですから(亡くなった後ではありますが)夢がかなったと言えるのではないでしょうか。(眼鏡の奥の瞳にキャンパスの風景を映したのは)そのような思いを伝えたかったからです」と、述べました。
■國屋柊斗さん(経営学部2年次生)
國屋柊斗さん(経営学部2年次生)は「私と神戸学院大学」と題して感想文を寄せました。入学して達成したこととして「歌い手ライブ」のステージ出演6回と、ハンドメイドの物品を作って売ることを挙げ、成長できたという実感を書きました。文章力は声優の台詞の台本を書くなどして身に付けたといいます。「既存の楽曲のラップアレンジなどもやっています。こうした私の今までの活動は先生や仲間のおかげでできたことです。神戸学院大学に入学できて良かったと思います」と、森茂樹初代学長に負けない自校愛を感じさせました。
■飯野円香さん(経営学部4年次生)
飯野円香さん(経営学部4年次生)はB号館の窓越しに神戸港の夕焼けを撮影した写真を応募しました。今年3月の就職活動で思い悩んでいる時期に、ふと見えた光景に心癒やされ撮影したことを「作品に込めた思い」に書きました。「狭い険しい道しか歩めない、大道に出るまで後戻りはできない」という森茂樹初代学長の生き方に共感したことも応募の動機になりました。「スマホでつけている日記に使う写真を撮るのですが、そのためにシャッターを切った一枚がとても美しかったので共有したいと思いました」と述べました。
■小松勇輝さん(経営学部4年次生)
小松勇輝さん(経営学部4年次生)は感想文「神戸学院大学創設者『森茂樹』とは」を寄せました。夫を早くして亡くした母が苦労して子どもたちを育ててくれた姿を見て育った森茂樹初代学長が他大学教員や学長を経て本学を創設するに至る苦難の人生をたどり、「夢を最後まで持ち続けることが出来たことや教職員の人と語り合うことが出来た時間があったことは苦しさの中の幸せだったのだろう」と本人の思いに寄り添う一文も。「母の教えを行動指針にして、これだけまっすぐ(自分の決めた道を)進めるのはすごい」と、述べました。
■難波眞弘さん(経営学部3年次生)
難波眞弘さん(経営学部3年次生)はキャンパスから見る神戸港に沈む夕日の写真を応募しました。タイトルは「森の葉に 癒し日あたりて 緑成る うずらの声も かすかに聞けり」と、和歌にしました。授業が終わり、疲れて帰宅する途中に撮影した一枚。「うずらの」は鳥であり、「(旧日本海軍練習航空隊の飛行場だった)鶉野飛行場から飛び立った(神風特別航空隊)白鷺隊」だと注釈をつけました。昨年、加西市の同飛行場跡を訪ね、「戦争で学校にも行けなかった隊員」の声が小さく聞こえた(気がした)」と述べました。
■三上美優さん(経営学部2年次生)
三上美優さん(経営学部2年次生)はポートアイランド第1キャンパスの風景写真4枚を組み合わせ、中央に森茂樹初代学長の上半身と本学の学章を配置しました。「私自身は将来の夢は明確に決まっていませんが、森茂樹先生のように目標に向かって努力し続ける姿に心動かされて」というのが制作意図。中村学長から「教員としては講義室の写真が入っているのはうれしい」と評価され、「席数の多い大講義室の写真で、今はこんなにも多くの学生が通っていることを表現したかった」と、その図柄を選んだ理由を述べました。
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