神戸学院大学

現代社会学部

社会防災学科の学生が「ぼうさい甲子園(1・17防災未来賞)」で今年も入賞しました

2024/12/23

賞状を受け取る防災女子の安福さん
賞状を受け取る防災女子の安福さん
斎藤知事より、はばたんのぬいぐるみを受け取る佐伯ゼミの中島さん
斎藤知事より、はばたんのぬいぐるみを受け取る佐伯ゼミの中島さん
授賞式に参加した学生と佐伯教授、スタッフとして活躍した社会防災学科の学生ら
授賞式に参加した学生と佐伯教授、スタッフとして活躍した社会防災学科の学生ら
表彰式後にはばたんと記念撮影
表彰式後にはばたんと記念撮影

児童・生徒・学生や団体による防災教育の優れた活動を表彰する「ぼうさい甲子園(1・17防災未来賞)」(兵庫県、毎日新聞社、ひょうご震災記念21世紀研究機構主催)の表彰式が12月21日、神戸市中央区の兵庫県公館で開かれ、現代社会学部社会防災学科の学生を中心とする「防災女子」が「URレジリエンス賞」(大学生部門)を、同じく社会防災学科佐伯琢磨教授ゼミが「はばタン賞」を受賞しました。

「ぼうさい甲子園」は阪神・淡路大震災の経験や教訓を次の世代に伝えようと創設されました。20回目の今回は全国の108校・団体から応募があり、49校・団体が入賞しました。

■防災女子が「URレジリエンス賞」
「URレジリエンス賞」は、被害を減らすと同時に、復旧までの時間を短くすることにより、社会に及ぼす影響を減らす“レジリエンス(縮災)”という考え方に繫がる取り組みに贈られます。「大切な命を守るために〜やってみたくなる フェーズフリーな備え〜」と題し応募。結成から10年、主な活動として取り組んできた災害時の食に関する啓発、そして 震災30年の継承として「阪神・淡路大震災から学ぶ“トマトのおにぎり“のお話」などの活動が評価されました。

表彰式には「防災女子」副代表の安福瑞希さん(社会防災学科3年次生)が出席。「全国にはレベルの高い取り組みを行う方が沢山をいることを実感しました。防災活動のヒントをたくさん貰ったので、今後の活動に生かしていきたいです」と話していました。

■佐伯ゼミは「はばタン賞」
「はばタン賞」は、阪神・淡路大震災以降に被災した地域にエールを送るため、これら地域を対象に被災の経験と教訓から生まれた優れた活動に贈られます。佐伯ゼミでは、「次世代へつなぐ防災プロジェクト」と題し応募しました。震災の際の話を聴かせてもらえる人と防災未来センターの語り部の皆さんの高齢化が進んでおり、次世代へつなぐことが急務であると考えと考えたところから取り組みがスタート。SNSを用いて、語り部さんの話す内容だけでなく、語り部の被災者が話す様子も含めて、若者にも視覚的に訴える動画の配信などの試みが評価されました。

表彰式には中島鈴菜さん、宮本陽美さん(いずれも社会防災学科3年次生)が出席。「自分たちの取り組みを評価していただき大変光栄です。表彰式では、全国のさまざまな学校による先進的な取り組みに触れることができ、大いに刺激を受けました。この経験を糧に、今後の研究活動をさらに深化させていきたいと思います。また、震災から30年を迎えるにあたり、『災害大国ではなく防災大国を目指すべき』という河田惠昭人と防災未来センター長のお話からやはり防災への取り組みがこれからの日本においていかに重要であるかを改めて実感しました」と話していました。

【1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」とは】
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の経験と教訓を未来に向けて継承していくため、学校や地域で防災教育や防災活動に取り組んでいる子どもたちや学生を全国から募集し、顕彰する事業です。毎年1月に受賞校の表彰式・発表会を兵庫県公館で開催しています。