国際交流センターの岡部所長が大阪・関西万博の英・宇館共催の特別イベントに登壇しました
2025/04/16
国際交流センターの岡部芳彦所長(経済学部教授)が4月15日、大阪・関西万博の英国パビリオンでウクライナ館と共催で行われた特別イベント「危機に直面する世界:明日の社会を規定する経済的・倫理的羅針盤とは?」のパネリストを務めました。
イベントに先立ち、岡部所長は、在神戸ウクライナ名誉領事として、メラニー・ザクシンガー在大阪神戸ドイツ総領事をウクライナパビリオンに案内しました。
同館はコンビニのような店舗に見立てていますが、正面に「Not for Sale(売り物ではありません)」との看板があり、お金では買えないウクライナの価値観とは何なのかを訴える、メッセージ性の強いパビリオンです。レジのスキャナーで商品のバーコードをスキャンすると画面にウクライナでの戦争被害の実態や困難な状況に立ち向かうウクライナ国民についての動画が表示されます。
その後、英国パビリオンで行われたパネルディスカッションにウクライナのテチャーナ・ベレジュナ経済副大臣や同国の有識者とともに登壇しました。第1部の討議テーマは「価値観」でした。
岡部所長は、1992年の1月から2月にかけて、大学受験をあきらめて、ソ連邦崩壊直後のウクライナを訪れたことや、そこで出会った高齢の女性から、ウクライナ人にとって重要な価値観が自由と独立、楽観主義だと教わったことを紹介しました。また、今、世界は修正主義の時代を迎えており、それに対抗するには多国間での協力が重要だと強調しました。
岡部所長は「ロシアによる侵略が続くウクライナが、日本で行われた万博に参加できたのは本当に感慨深いです。多くの皆さんにウクライナのパビリオンを見てほしい」と訴えています。
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岡部所長がウクライナ語でインタビューに応じています。