有瀬図書館が「家族で体感!!バリアフリー・ユニバーサルデザイン」を開催しました
2011/07/26




有瀬図書館前期書籍テーマ展示「ザ・福祉」関連企画「家族で体感!!バリアフリー・ユニバーサルデザイン」が7月9日、有瀬キャンパスで開催され、夏の強い日ざしの中、学生や地域の方約20人が参加しました。当日は、総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科の学生も協力しました。
第1部は、総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科の糟谷佐紀准教授が、「いまユニバーサルデザインが面白い!~身の回りのユニバーサルデザインについて~」というテーマで講演。「横断歩道の信号機の音はピヨピヨとカッコーに全国統一されるようになった。音の組み合わせで、進行方向や方角が判別できるようになっている」など、街の中に溶け込んでいる公共物やさまざまな道具が、実はユニバーサルデザインに配慮したものであるといった分かりやすい講演に、参加者の皆さんからも、「まちにそんな工夫があると初めて知ることができた」「ユニバーサルデザインについていろいろ知ることができたので、おもしろかった」といった声が上がっていました。
第2部は、15号館2階総合リハビリテーション学部の屋外住環境実習室、屋内住環境実習室を使っての「車いすでのスタンプラリー」を行いました。車いすを初めて体験する参加者も多く、操縦が難しいことや相当腕力がいるものだということなど、驚きの連続でした。「普段体験出来ない、身体の不自由な人の苦労が分かり、大変参考になった」など、楽しみながら、障がい者について改めて考え、思いやる気持ちを持ってもらえたようでした。
「車いすでスタンプラリー」の最終ゴールは、有瀬図書館ギャラリー展「世界のバリアフリー絵本展 in Kobe」(7月28日まで、平日9:00~21:00)会場。世界21か国から選書された、見たり・読んだり・触ったりできる布絵本や点字絵本、拡大絵本などを50点以上展示しています。
図書館関係者は「これからもこういう講座があれば参加したいと思っています。また、『私たちの知らない世界について教えて欲しい』といった声に励まされ、後期も、地域の皆さんに関心をもっていただける催しを予定しています。ぜひ、ご来館ください」と話しています。