神戸学院大学

人文地理学会例会をポートアイランドキャンパスで開催しました

2010/04/28

受付をする地理に興味のある一般市民参加者
受付をする地理に興味のある一般市民参加者
人文地理学会・兵庫地理学協会例会を企画・運営した人文学部の矢嶋巌講師
人文地理学会・兵庫地理学協会例会を企画・運営した人文学部の矢嶋巌講師
当日発表した3人の研究者
当日発表した3人の研究者
積極的に質問する人文学科人間環境コースの学生
積極的に質問する人文学科人間環境コースの学生

人文地理学会第269回例会(兵庫地理学協会と共催)を4月24日にポートアイランドキャンパスB号館1階B108教室で開催しました。参加者は51人で一般市民にも開放され好評を博しました。

今回のテーマは「伝統の消費と生産の現在-手工芸の現場から-」で、最初に南山大学の濱田琢司先生が「手工芸の新たな消費空間-ビームスフェニカを中心に-」、続いて大阪経済大学の山本俊一郎先生からは「〈職人〉から〈作家〉へ-京都府伝統工芸品産地における分業構造の変容」、最後は筑波大学の湯澤規子先生から「伝統をめぐる織物産地の構造的変化と新たな取り組み-担い手にみる産地の現在-」と3人が研究発表を行いました。

当日の参加者からは「豊富なスライド資料の中に興味深い手工芸品があり勉強になりました」「現在までの手工業の発展と衰退について理解が得られました」「質疑応答でより理解を深める事が出来ました」「とてもきれいなキャンパスですね」との感想を語っていました。

なお、人文地理学会・兵庫地理学協会の会員である、本学人文学部の矢嶋巌講師からは、「今回、学会の最前線で活躍中の若手地理学者に発表いただき、関西の地理学の教員・大学院生を中心に、北は仙台、南は北九州から50人余の参加者がありました。KPC総務事務グループと警備員のみなさまのサポートはもちろん、手伝いを買って出てくれた本学人文学科人間環境コース4年次生諸君のきびきびした運営のおかげで会は終始円滑に進み、学会関係者から賛辞を得ました。今回聴いた発表を卒業研究へ生かすことはもちろん、今回の経験を就職活動や実社会での会合運営などで生かして欲しいと思います」とのコメントがありました。