事務局長 武仲 哲彰フロントライン

新たな年に向けて

― 事務局長から新年のメッセージ ―

事務局長
武仲 哲彰

新しい年、新しい時代、これからの課題を目指して

事務局長 武仲 哲彰

明けましておめでとうございます。
ここ数年来の大きな課題の一つであったポートアイランドキャンパスは、昨年4月、無事開設の運びとなりました。緑の芝の中に立ち並ぶ赤レンガの学舎、海上に浮かぶかのようなキャンパスは、一部とはいえ郊外から都心に移転した数少ない事例として、全国の大学関係者や文部科学省にまで注目をも浴びることとなりました。18才人口が減る中で、公募制推薦入試において志願者が増えたことは、新キャンパス効果と言えるでしょう。これから始まる一般入試も大いに期待したいところです。しかし、建物による効果は数年のことです。ご存知のように、関西では大手の私大が競って学部・学科増などを押し進めています。それ以外の大学が苦戦する中、本学はポートアイランドキャンパスも含めたここ数年の動きで元気の良い大学と評され、かなり健闘しています。そこで、この賞味期限内に教育改革を進め、活力ある学生を育てていただくことが、本学が生き残るための一番の特効薬です。先生方、どうぞよろしくお願いいたします。

ところで、最近は何かとマスコミが大学の動向を取り上げていますが、職員についても大学間競争を勝ち抜く経営の担い手として特集を組むなど注目をしています。これからの大学職員は、業務だけでなく経営的視野に立つことが不可欠になってきました。職員が教員に働きかけて、他大学に差を付ける戦略的な経営をしていかなければ大学間競争に勝ち残れないというものです。このような大学の流れとともに、本学ではこれから6年の間に急激な世代交代が進むことを強く意識いただき、この間に職員の皆さんには準備を進めていただく必要があります。私が具体的に掲げた政策は「組織力の強化と人材育成」です。外(各種研修会や他大学)に学び、内においては先輩職員の経験知を受け継ぐことが大切です。今年は、組織改革実施後の微調整や人事制度の改革など、職員の皆さんが将来にわたって安心して働ける環境の整備に着手したいと思っております。皆さん方のご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

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