副学長 早木 仁成フロントライン

新たな年に向けて

― 副学長から新年のメッセージ ―

副学長 早木 仁成

希望に満ちた大学

神戸学院大学 副学長 早木 仁成

新年おめでとうございます。
昨年7月、岡田学長の新体制下に副学長を拝命して以来、瞬く間に半年が過ぎ、ようやく職務の全体像とその大変さを理解し始めたというのが実感です。

昨今の大学を取り巻く情勢は大変厳しい状態が続いております。これまで本学でも多くの教職員がさまざまな場で本学の改革に向けた努力を続けてまいりました。とくに、昨年のポートアイランドキャンパス開設とそれに伴うさまざまな改編は、今後早急にきちんとした検証と調整が必要であり、むしろこれからが新たな挑戦の始まりだと考えるべきでしょう。新キャンパスが激変する現代社会に即応する「動」の改革を進めるとすれば、有瀬のマザーキャンパスは地域にしっかりと根を下ろして将来を見通した「静」の改革を進めるべきかもしれません。両キャンパスが互いに刺激しあいながら発展できる体制作りが必要です。将来に向けた議論を深めながら、本学の未来を切り拓いていきたいと考えております。

さて、大学は第一義的に学生たちのための教育現場です。そういう意味で、私たちは多様な学生の能力を着実に高め、未知の潜在能力に目覚めさせ、その可能性を広げることができる場を提供しなければなりません。そのために工夫できることはまだ多くあると思います。学生力をうまく引き出す仕掛けも必要です。また、大学は地域とともに地域の中にあることも忘れてはなりません。知的資産を集積し多くの若者が集う大学が地域の中で果たす役割は、今後ますます大きくなっていくことと思われます。本学が、教職員にとっても、学生にとっても、また地域の人たちにとっても希望に満ちた大学でありたいと願っています。今後とも皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

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