文筆家で津田塾大学名誉教授の三砂ちづる先生の講演会を開催します。

三砂先生は、疫学や生命倫理の視点から人間の身体性や社会との関係を深く探求されています。本講演では、先生の著書『頭上運搬を追って 失われゆく身体技法』をもとに、日本や世界でかつて日常的に行われていた「頭上運搬」という身体技法を通じて、女性たちの暮らしや身体の可能性を紐解きます。

「頭上運搬」とは、物を頭に載せて運ぶ身体技法であり、単なる運搬手段を超えて、姿勢や身体の使い方、さらには文化的な美意識や共同体の価値観を映し出すものです。三砂先生はこの技法が失われつつある背景を探る中で、現代における身体性の再評価や、地域社会における女性たちの役割への新たな視点を提案しています。

「頭上運搬」というユニークな切り口を通じて、女性たちの身体性や社会との関係性について多角的に考える機会を提供します。女性の身体が持つ可能性とその文化的価値を再発見し、現代社会における新しい示唆を得る貴重な機会となるでしょう。ぜひご参加ください。

のせて はこぶ おんなたち－頭上運搬を追って
◆申込はこちら

【講師】三砂ちづる先生
【参加費】無料　※要申込

【問い合わせ】
神戸学院大学　現代社会学部長室
TEL：078-974-4206

主催：神戸学院大学 現代社会学会
後援：神戸学院大学 現代社会学部