薬学以外の視点を知ったことで、
チーム医療の重要性を実感できた。
IPEの授業を初めて受講したのは1年次の後期。病気を経験された地域の方に体験談を伺い、その症例をもとに、薬学、栄養、リハビリ、心理、看護を学ぶ学生たちが意見を出し合うというものだった。どんな薬がどう作用したのかが一番の関心事だった私たちに対し、治療中の食事、術後の生活動作、精神面の変化など、それぞれの専門領域によって気になる部分が全く違った。一人の患者さんを支援するためには、多角的な視点が必要。チーム医療の重要性を実感できるプログラムだった。