神戸学院大学

寄贈図書のお知らせ

2008/11/14

寄贈図書

書名:卍(左まんじ)・卍(右まんじ)の博物誌-第一部 日本編
著者名:植村 卍 人文学部人文学科教授
発行所:(株)晃洋書房
発行年月:2008年10月

シンボルを操る人間は、聖なるものと遭遇するとき、人間の命にとって不可避的で超越的なその存在を「卍(左まんじ)・卍(右まんじ)」とシンボル化した。それは人間の祈りの象徴であり、それは古来から、例えばすでにインドでは仏教興隆以前のインダス文明に、中国でも黄河文明に出現している。わが国でもそれは縄文式土器・弥生式土器にもみられる。しかし、日本の文化ではそれは仏教のシンボルとして用いられることが多かった。本書はこの「卍(左まんじ)・卍(右まんじ)」研究の第一部として日本のそれを中心に論究した。