神戸学院大学

経営学部

経営学部の柳ゼミが神戸製鋼所でプロジェクトの結果報告を行いました

2025/01/28

発表を行う柳ゼミの学生
発表を行う柳ゼミの学生
参加した神戸製鋼所の社員の方たち
参加した神戸製鋼所の社員の方たち
発表後の集合写真
発表後の集合写真

経営学部の柳久恒准教授のゼミ生4人が、1月16日に大学都市神戸産官学プラットフォームの連携プロジェクトにおいて共同でプロジェクトを行ったラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」を持つ(株)神戸製鋼所に最終の実施報告を行いました。

この取り組みはコベルコ神戸スティーラーズが抱える課題「集客アップ」への解決アプローチとして行われてきました。柳ゼミの学生たちは新たなラグビーファン獲得のために、ラグビーが持つSDGsの精神にスポットをあてることで、ラグビーの新たな魅力の軸を作ることができるのではないかと考え、プロジェクトを進めてきました。

昨年12月8日に甲南大学で行われた「大学都市KOBE SDGsマルシェ」では、学生が調査をしてまとめたラグビーのSDGsをクイズ形式で伝えるコーナーの運営や、実際にラグビーボールを投げてもらう体験をブースで実施し、ブース来場者にどれぐらいラグビーの魅力が伝わったのかアンケート調査を行いました。

今回の結果報告では、SDGsマルシェの取り組みを紹介したうえで、ラグビー経験者は人間性・社会性が高い方が多いことや、どのような人でも特性を生かして活躍するポジションが用意されていることなどから、ラグビー精神自体がSDGsの取り組み目標を表現していること、そしてラグビーの浸透が世界平和にもつながることなどを伝えました。

またこのプロジェクトに取り組むにあたって、チームのコミュニケーションがうまくいかずに長い停滞期間に陥ったことや、限られた時間の中で具体的な案が思い浮かばず、プレッシャーや焦燥感を感じていたことなど、それぞれに難しさを感じていたことも発表しました。

次にSDGsマルシェで行ったアンケート結果の分析を発表しました。そこでは今回のブースを訪れたことでラグビー観戦に行きたくなったと回答した人がほとんどであったことを踏まえ、新たな軸でラグビーを認知してもらうことがファン層の拡大につながると締めくくりました。

発表会に参加した神戸製鋼所の社員の方は「学生の方の発表を聴けて新鮮だった」「イベントアンケートでとってもらったデータや知見は貴重なものになる」とコメントしました。

また、最後に神戸製鋼所の担当者が「ラグビーをSDGsの切り口でとらえたこと自体が新鮮な目線であった。これからラグビーの魅力を伝えていく良いコンテンツの開発をしていただけたと思う」。「これまで気づいていなかったニーズにも気づけた。なにより発表者4人もラグビーファンになってくれ、学生自身の成長を感じることもできた」と批評しました。