2024年秋季グリーンフェスティバル「大学祭ガラ・コンサート」を開催しました
2024/11/18
有瀬キャンパスメモリアルホールにおいて、11月3日に「大学祭ガラ・コンサート」を開催し、約300人が来場しました。
まず、田中一花さんのピアノ独奏により、モーリス・ラヴェルの「水の戯れ」が奏でられ、水の流れのような美しい演奏に、来場者は音楽の世界へ引き込まれました。続いて、ソプラノの坂本環さんが登場し、フランツ・シューベルトの「幸福」「野ばら」と続き、さらにヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの「すみれ」を高らかに歌い上げました。
その後、バリトンの高橋純さんが登場し、田中一花さんの演奏とともに、フランツ・シューベルトの「菩薩樹」「楽に寄す」「魔王」を披露し、どっしりとしたバリトンの歌声がホールに響き渡りました。さらに、田中一花さんがピアノ独奏によるクロード・ドビュッシーの「月の光」を演奏し、来場者を魅了しました。
次に、クラリネットの松原央樹さんとピアノの右近恭子さんが登場し、ジョージ・ガーシュウィンの「3つのプレリュード」を演奏しました。その後、ヴァイオリンのギオルギ・バブアゼさんが登場し、右近恭子さんの演奏とともに、フリッツ・クライスラーの「序奏とアレグロ」を演奏しました。曲が終盤に近付くにつれて迫力が増し、情熱的な演奏に来場者はくぎ付けになりました。
後半は、ギオルギ・バブアゼさん、松原央樹さん、右近恭子さんによるアラム・ハチャトゥリアンの「トリオ」から始まりました。ヴァイオリン、クラリネット、ピアノの三重奏による楽曲で、3つの楽器の音が重なり合ったユニークな旋律が来場者を楽しませました。
続いて、松原央樹さんがクラリネット独奏による「おもいで19」を演奏しました。この曲は、人文学部の宇野文夫教授が、本学学生の卒業研究用に課題曲として作曲した楽曲です。さらに、ギオルギ・バブアゼさんと右近恭子さんが、モーリス・ラヴェルの「ツィガーヌ」を演奏しました。
最後に公演の締めくくりとして、日本歌曲6曲を演奏しました。まず、高橋純さんと田中一花さんが、山田耕筰の「ペチカ」「赤とんぼ」、信時潔の「不盡山を望みて」を演奏。続いて坂本環さんと田中一花さんが、滝廉太郎の「荒城の月」、山田耕筰の「この道」、小林秀雄の「落葉松」と次々に披露し、来場者を日本歌曲の親しみある世界に引き込みました。
公演の後、出演者に惜しみない拍手が寄せられ、来場者らは「生の演奏は心に響くものがあり感動した」「知っている曲が多く楽しめた」など多数の感想を寄せました。