神戸学院大学

社会連携

神戸学院大学生×明石市×神姫バス×山陽バスによる連携事業「明石市内バス利用促進プロジェクト」の企画発表会を実施しました

2023/06/26

集合写真
集合写真
関谷ゼミのプレゼンの様子
関谷ゼミのプレゼンの様子
矢嶋ゼミのプレゼンの様子
矢嶋ゼミのプレゼンの様子
糟谷ゼミのプレゼンの様子
糟谷ゼミのプレゼンの様子
佐野ゼミのプレゼンの様子
佐野ゼミのプレゼンの様子
丸谷市長のあいさつ
丸谷市長のあいさつ
中村学長のあいさつ
中村学長のあいさつ

6月24日に神戸学院大学有瀬キャンパスにおいて、「明石市内バス利用促進プロジェクト 企画発表会」を開催し、3学部4ゼミの学生41人(経済学部の関谷ゼミ、人文学部の矢嶋ゼミ、総合リハビリテーション学部の糟谷ゼミ、佐野ゼミ)が企画発表を行いました。来賓として、丸谷聡子明石市長をはじめ、明石市や神姫バス、山陽バスの担当者が出席したほか、中村恵学長も応援にかけつけました。

明石市内を運行している路線バスでは、コロナ禍に伴う外出率の減少や自家用車率の上昇等の影響を受けて、乗車率が低い路線や時間帯があり、経営面で大きな課題となっています。明石市内バス利用促進プロジェクトでは、市民の足となっている路線バスを活性化し、より魅力的な交通手段とすることを目指して、3学部4ゼミの学生が2023年4月から6月まで明石市内のバス区域におけるフィールドワークや調査を行い、各学部の専門性と学生の視点を生かした企画を考案しました。

■経済学部 関谷ゼミ「子育て世帯のバス利用」
明石市のバス利用促進策の1つである4か月検診受診者を対象としたバスお試し乗車券について、配布時期の変更を提案しました。実際にバスを利用してフィールドワークを行い、バス車内の段差や狭さ、バス停までの道幅の狭さや階段の多さなどを体感し、ベビーカーを使用しながらバスに乗る難しさを感じたことを報告。結論として、バスお試し乗車券の配布時期を、子どもが自力で歩けるようになる3~5歳頃に変更することを提案し、将来的なバス利用に繋げたいと話しました。

■人文学部 矢嶋ゼミ「明石市でバス路線沿線の魅力を広報⇒バス利用を促す」
バスでしか行くことのできない明石市内の魅力的なスポットを発信する「明石市周辺マップ」の作成を提案しました。明石市の太寺・大蔵地区でのフィールドワーク調査をもとに、10カ所の店舗や史跡などのスポットを取り上げ、所在地や営業時間に加え、店主にインタビューしたコメントなどを紹介しました。今後、さらに取材を重ね、紹介したスポットをマップにしていくことを計画しています。

■総合リハビリテーション学部 糟谷ゼミ「若者が乗りたくなるバス」
路線バス利用促進に関する国内外の先駆的取組みについて紹介した上で、4つの改善案と5つの新しい企画を提案しました。改善案の1つ「混雑しないバス」では、ベビーカーや車いすの人でも乗りやすく、一度に多くの乗客が乗れるバスにするため、混雑時間帯に座席数を減らした立ち乗りメインのバスを設けることを提案しました。その他にも、「居酒屋を廻るバス」「バスポイントキャンペーン」「バス無料の日」など、さまざまな企画案を紹介しました。

■総合リハビリテーション学部 佐野ゼミ「Get off at Akashi,Project!」
インバウンドを含めた明石市外の人にバスに乗ってもらうため、アニメキャラクターを用いた明石市内の観光地の紹介動画を作成することを提案しました。ゼミ学生がデザインしたオリジナルキャラクター「神森(かみもり) かもめ」がスクリーンに登場してプレゼンを行い、「神森 かもめと行く江井島観光」と題して、江井島紹介ムービーを放映しました。ムービーでは、ゼミ生たちがバスに乗り、神戸学院大学から明石ワイナリーや江井島酒造に行く様子を、神森かもめが紹介しました。

4つのゼミからの発表の後、明石市、神姫バス、山陽バスから講評をいただきました。また、最後に丸谷聡子市長より「皆さんの気づきを明石市の政策にどのように落とし込んでいけるか、明石市で考えていきたい。皆さんの声が街を作り政策に繋がっていくので、今後も意見や提案をいただけたら嬉しい」と語り、学生と教員を労いました。

フィールドワークの様子はこちら
人文学部 矢嶋ゼミ
総合リハビリテーション学部 糟谷ゼミ