神戸学院大学

社会連携

株式会社みなと銀行の武市寿一 代表取締役社長が「トップランナー特別講義」で講演しました

2024/07/04

講義する武市氏
講義する武市氏
スライドを用いて取り組みを紹介する武市氏
スライドを用いて取り組みを紹介する武市氏
講義を聴く受講者
講義を聴く受講者

地元神戸の企業経営者の方々が、どのようなビジョンを持って発展してきたかなどについて語る「トップランナー特別講義」。6月24日は、株式会社みなと銀行の武市寿一 代表取締役社長が「金融+で地域を活性化」をテーマに登壇しました。

みなと銀行は、兵庫県内に89拠点を有する地方銀行です。県外や海外に拠点を多く持っている銀行が多い中、県外には東京と大阪の2拠点のみで、拠点のほとんどが兵庫県内にあるという、県内に特化した非常に珍しい銀行です。また、延べ117人の神戸学院大学出身者が在籍しています。

冒頭、武市氏は、みなと銀行のパーパスは「金融+で、未来をプラスに」であると話し、「金融ではないところでメガバンクとの区別を図っている」と説明しました。その例として、県内地方公共団体と14件の連携協定を締結し寄付型融資商品等の取り組みで地域に貢献していることや、年間170件の地域イベントを行い地域と密着していることを挙げました。

また、みなと銀行は、地域活性化の取り組みに重きを置いており、神戸のさまざまな企業と手を組んで神戸を盛り上げていこうとしていると話しました。その例としては、金融界では初めての試みである、第二創業支援アトツギ新事業創出プログラム「SENJIN」や、ウォーターフロント再開発、6月に開業した神戸須磨シーワールドとの取り組みを紹介しました。
 
最後に、「環境が変わる度に自分を見つめ直し、その環境に上手く自分を適応出来たからであると思う。縁と運のおかげでもあるし、後ろを振り向くことなく、常に前を向いて後悔をしないようにしてきた」と話し、「自分が何をしたいか分かる人のほうが少ない。自分に合う企業を選ぶのは難しいけれど、自分の軸をしっかりと決めて就職活動を行ってほしい」と学生にエールを送りました。

学生たちからは「就活において自分の軸になる考え方を持ち自分の強みと弱みを知ることが大切だと学んだ」や「地域に根付いた取り組みを行い、兵庫県を盛り上げていこうとしている姿勢にとても好感を覚えた。私も将来的には地域貢献できるような仕事をしたいと思った」といった感想がありました。

次回、7月1日は、株式会社RURIKO PLANNINGの星加ルリコ 代表取締役が登壇予定です。