ポートライナー市民広場駅周辺のライトアップ施設が披露され、社会防災学科の学生が点灯ボタンを押しました
2024/05/15
神戸市が進める「ポートアイランド・リボーンプロジェクト」の一環で神戸市中央区のポートライナー市民広場駅周辺に完成したライトアップ施設が5月14日、住民らに披露されました。
点灯式で、久元喜造市長が神戸市は夜間の景観に力を入れており、ポートアイランドのにぎわい創出のためにライトアップ施設を整備したことを冒頭のあいさつで述べました。
周囲が暗くなって住民が集まり始め、点灯開始の時間に。地元の大学生を代表して現代社会学部社会防災学科4年次生の濱崎亮太さんが、久元市長や港島地区自治連合協議会の村上富哉会長らとともに点灯のボタンを押しました。
この後、施設を手掛けたライティングデザイナー、株式会社LEM空間工房の長町志穂代表があいさつし、「ポートアイランドは誕生した当時は世界でも例のない先進的な街でした。最先端の施設や企業などは今も変わりませんが、40年たって変わってきました。神戸市はこの地域で最も人が集う市民広場駅周辺から順次、夜間照明を整備しています。新しいLED照明の中で緑陰を楽しみ、小道を歩いてください」と話しました。
続いて音楽バンド「Isana Jukebox」による「Lovin' You」などジャズの生演奏を聴きながら、ポートライナーの橋脚がオレンジ、ブルー、白の3色にライトアップされるのを集まった住民らが楽しんでいました。橋脚のほか、遊歩道・歩道橋、樹木も柔らかな光で照らされて、ゆっくり散歩する人の姿がありました。
濱崎さんは「社会防災学科の江田英里香教授のゼミ生で、ウェブ上の地図や掲示板を活用したイベント情報発信・共有ツール『ためマップ』を使った地域活性化策『トライランド』に取り組み、小学生が企業を訪問して交流するイベントも企画してきました。ライトアップ施設の完成で街がにぎわい、ポートアイランド住民同士がさらに関係を深めることができればうれしいです」と話していました。