薬学部の刈谷龍昇講師と栄養学部の津川尚子教授が２月16日に開催した第11回 神戸学院大学 産官学連携サロン 神戸医療産業都市クラスター交流会で講演しました。

先端医療技術の研究開発拠点として、21世紀の成長産業である医療関連産業の集積を図るポートアイランド（神戸市中央区港島）は「神戸医療産業都市」として進化し続けています。本学は、2011年に独立行政法人 理化学研究所、そして神戸市立医療センター中央市民病院と教育研究連携協定を締結し、ポートアイランドにおける産官学連携の一助となるべく、神戸医療産業都市の発展に寄与しています。その一環として「神戸学院大学 産官学連携サロン」と称して神戸医療産業都市クラスター交流会を開催しています。ポートアイランド地区に集積が進む企業、大学、研究機関、研究支援機関等の有機的な連携と研究者のコミュニティを形成し、国際的な研究開発、産業化の拠点を形成することを目的としており、企業の技術者や学術界の研究者が相互に情報交換できる場づくりを目指して実施しています。

第11回となる今回は、「健康寿命～最新のテクノロジーが切り開く健康な未来～」を主テーマに次の内容で講演を行いました。

• 薬学部講師・株式会社 キュオール 代表取締役　刈谷 龍昇『ヒト化マウスで創薬を加速させる』
• 株式会社サイディン 代表取締役社長　弘津 辰徳『オリゴ糖で生活の質の向上に貢献する』
• 熊本大学大学院 生命科学研究部附属 グローバル天然物科学研究センター 准教授・株式会社C-HASプラス 取締役社長　首藤 剛『産学連携・社会実装の新たなカタチ：天然物もの・こと作り事業UpRodと線虫健康寿命解析技術C-HAS』
• 株式会社メタジェン COO・CIPO 取締役　村上 慎之介『茶色い宝石が切り拓く健康長寿社会 ～腸内環境に基づく層別化ヘルスケア～』

以上４講演に加え、本学栄養学部から津川尚子教授による『ビタミンDの栄養改善で目指す健康寿命』の講演を行いました。

当日の案内チラシ

さまざまな最新テクノロジーが紹介され、聴講者からもビジネス目線や、研究内容についてより深く質問があるなど、学内の関係者だけでは得られない切り口での視点が得られ、聴講していた本学学生にとっても大変貴重な機会となりました。

講演後は名刺交換会を実施し、参加者と講演者が交流を行いました。