神戸学院大学

社会連携

社会防災学科が大丸神戸店で「防災の日特別企画」を実施しました

2018/09/01

毛布担架を使った搬送法を子どもたちの教える学生たち
毛布担架を使った搬送法を子どもたちの教える学生たち
けがの手当てにおける、三角巾の使い方を説明する学生
けがの手当てにおける、三角巾の使い方を説明する学生
当日のスタッフを務めた社会防災学科生24人
当日のスタッフを務めた社会防災学科生24人

現代社会学部社会防災学科が、防災の日特別企画として、もとまちこども大学「BOSAI★キッズフェスタ」を大丸神戸店にて開催しました。

当日は、近い将来起こり得る巨大地震に備え、助け合うために必要なスキル・家庭での備えに関する情報を体験しながら学ぶ「あそぼう!学ぼう!ぼうさいキッズ訓練所」と、応急手当の方法を楽しく学ぶ「ペンでデコってわくわく!マイぼうさい三角巾」の2つのプログラムを実施しました。

同店南側大丸アネックス10階の特設会場で実施した「あそぼう!学ぼう!ぼうさいキッズ訓練所」では、小学生とその保護者を対象に17組の親子が参加。土居大輝さん、藤井寛香さん、寺尾莉子さん(いずれも同学科3年次生)ら17名の学生がスタッフを務めました。

阪神・淡路大震災発生時、地域住民の助け合いがとても大きな力となり「共助」の精神が改めて重要視されました。このことからワークショップでは、新たな災害に備え、自分たちで助け合うことのできるスキルを高めるために、6つに分かれたブースを回りながら学びます。

最初に、子どもたちが体を動かし、声を出して遊びながら、防災や日常の危険から身を守ることについて学べる教材「ぼうさいダック」を使って、地震・津波・火災・台風が発生したときに、どのように危険に備えた行動をとればよいかを学びました。

次に、災害時の食と調理法として、ポリ袋を調理に用いた「ひじきと梅のまぜごはん」のデモストレーションをご覧いただきました。最後は「命を守るリレー」と題し、ジャッキアップ・搬送法・心配蘇生法・消火器の使い方のレクチャーを受けた後、4つのスキルをマスターできたかどうか、子どもたちがグループを組みトライアスロンに挑戦しました。

同店1階メインステージ前で実施した「ペンでデコってわくわく!マイぼうさい三角巾」では、100名の親子が参加し、中武あいさん(同学科4年次生)、寺井美紀さん(同学科3年次生)ら7名が学生スタッフを務めました。最初に三角巾の使い方を学び、布用ペンを使って自分だけのオリジナル三角巾を作ってもらいます。小さな子どもたちも一生懸命に学生たちの説明を受けながら、たたみ三角巾に挑戦しました。子どもたちが三角巾作りをしている間、保護者の皆様にはけがの手当ての際に使用する結び方の「本結び」を体験していただきました。

イベントを通して、「子どものうちから、防災意識を持つことの大切さを楽しみながら学ばせることができてとてもよかった」「なかなか家で本格的に教えることができないので、貴重な体験をすることができてよかった」などの声をいただきました。