神戸学院大学

社会連携

「ぼうさいこくたい」で教職員や学生が防災・減災の活動を紹介しました

2022/10/26

クローズアップ社会研究会のイグナイトステージでの報告
クローズアップ社会研究会のイグナイトステージでの報告
「防災女子」は災害食のレシピなどを紹介
「防災女子」は災害食のレシピなどを紹介
熊本の被災地支援を続けてきた附属中学校のブースでは吉田教頭が取り組みを説明
熊本の被災地支援を続けてきた附属中学校のブースでは吉田教頭が取り組みを説明
TKK3大学プロジェクトのコーナーを訪れた斎藤知事(右)
TKK3大学プロジェクトのコーナーを訪れた斎藤知事(右)
シーガルレスキューのロープ結索コーナーは盛況
シーガルレスキューのロープ結索コーナーは盛況
ほどけないロープの結び方を教える学生
ほどけないロープの結び方を教える学生
川本健太郎准教授とトヨタ自動車による屋外展示でモバイルトイレを視察する久元市長(左)
川本健太郎准教授とトヨタ自動車による屋外展示でモバイルトイレを視察する久元市長(左)
「KOBE発防災教育と実践へのチャレンジ」のセッションで司会を担当した社会防災学科の学生
「KOBE発防災教育と実践へのチャレンジ」のセッションで司会を担当した社会防災学科の学生
「KOBE発防災教育と実践へのチャレンジ」のセッションでパネルディスカッションの模様
「KOBE発防災教育と実践へのチャレンジ」のセッションでパネルディスカッションの模様

大規模な防災イベント「第7回防災推進国民大会2022 in 兵庫」(ぼうさいこくたい2022)が10月22、23両日、神戸市中央区の「なぎさ公園」周辺で開かれ、本学の教職員や学生もシンポジウム、展示などに多数参加し、防災・減災のさまざまな取り組みを紹介しました。阪神・淡路大震災や東日本大震災の経験や教訓をどう若い世代に引き継ぐのかに重点を置いた内容になりました。

■クローズアップ社会研究会はイグナイトステージに出展
初日はJICA関西2階体育館で「イグナイトステージ」があり、現代社会学部社会防災学科の学生を中心に構成する「クローズアップ社会研究会」(クロ社研)が出展し、選挙や防災などをテーマに取材し、SNSや新聞で情報発信していることをステージで発表しました。詳細はこちら

■「防災女子」は「災害食BOOK」を配布
IHDセンタービル2階では現代社会学部社会防災学科の学生らによる「ぼうさい女子」が「やってみたくなる防災」をテーマにブースを出しました。リーダーの同学科4年次生、小山田遥さんらが災害時でもポリ袋で調理できる料理を中心にレシピを掲載した「災害食BOOK」を配布し、使った分だけ買い足していく食品と飲料水の備蓄法「ローリングストック」についても紹介しました。

■附属中学校は熊本支援の取り組みを紹介
隣のブースには附属中学校が「From Po-I “響け♪エール!”プロジェクト・災害支援、熊本にエールを」と題して2016年の地震と2020年の豪雨災害に見舞われた被災地・熊本を支援してきた活動について紹介しました。「復興のくすのき」の貼り絵に生徒が一言ずつ激励メッセージを書いた模造紙を中央に飾りました。阪神・淡路大震災のあった1995年に神戸で生まれ、東日本大震災の被災地を応援する曲として歌い継がれている「しあわせ運べるように」を生徒が歌って収録したDVDを熊本に送ったことなどの過去の取り組みを訪問者に吉田尚弘教頭らが説明しました。

■シーガルレスキューはロープ結索の方法を紹介
JICA関西前では「学生による防災体験&展示会」があり、警察、消防、自衛隊、海上保安庁職員などを目指す学生でつくる任意団体「Seagull Rescue(シーガルレスキュー)」のメンバーたちの簡単にはほどけない結び方を覚える「ロープ結索」のコーナーが人気を集めていました。社会防災学科3年次生の高橋晴也さんは、「もやい結びは災害現場で避難や救助などによく使われます。私たちも訓練で使っており、できるだけ多くの人に覚えていただき、いざという時に使っていただければうれしいです」と、話していました。

■TKK3大学プロジェクトのコーナーは斎藤知事も訪問
シーガルレスキューの隣は東北福祉大学、工学院大学、本学の頭文字を取った被災地を結ぶ「TKK3大学連携プロジェクト」の紹介コーナーがありました。初日には斎藤元彦兵庫県知事の訪問もあり、プロジェクトに参加した大岡弘奈さん(社会防災学科3年次生)らがこれまでの取り組みを説明しました。

■モバイルトイレを久元神戸市長が視察
水道に被害が出るなどして被災地で問題となるのがトイレの問題。また、新型コロナウイルス感染拡大を受けて被災地で増えているとされるのが車中泊です。総合リハビリテーション学部の川本健太郎准教授がトヨタ自動車株式会社と合同で「やむをえない車中泊避難への備え」と「障がい者の命をつなぐモバイルトイレ」と題した屋外展示もしました。初日には久元喜造神戸市長が訪れ、移動可能なモバイルトイレの内部を視察しました。

■社会防災学科の取り組みを紹介
IHDセンタービルでは初日に「KOBE発防災教育と実践へのチャレンジー若者の想い"過去・現在・未来"を知り・次世代への発信―」と題して本学と兵庫県立大学主催のセッションがありました。まず、「ひょうごの防災教育の歩み」のテーマでトークがあり、現代社会学部長の前林清和社会防災学科教授がこれまでの学科での取り組みを語りました。続いて社会防災学科の小山田遥さんと國松万煕さん(3年次生)が本学における地域防災の取り組みを紹介し、同学科4年次生の信川亮太さんと卒業生の喜田悠太郎さんがパネルディスカッションでパネリストを務めました。田中康介副学長が閉会あいさつをしました。