本学が株式会社ブルボン、兵庫県と阪神・淡路大震災30年事業として「しゃりもにグミ 想いをつなぐシトラスミックス味」の新商品を開発しました
2024/11/14
阪神・淡路大震災の発生から来年1月17日で30年になるのを前に、本学と株式会社ブルボン、兵庫県が連携して開発した新商品「しゃりもにグミ 想いをつなぐシトラスミックス味」を発売することになり、11月12日、兵庫県庁で記者会見しました。
株式会社ブルボンと本学学生とのコラボ商品は今回で4件目となり、「地域創生に係る包括連携協定」を締結している兵庫県とも連携し、「震災30年事業」の一つとして企画しました。
新商品はオレンジ色のモニモニ食感グミ❝しゃりっとパウダー❞の酸味をまとわせ、柑橘の清涼感を「しゃりもに食感」とともに楽しめます。1袋57グラムで価格はオープンプライス(税込み140円前後)。12月10日から来年3月ごろまで全国各地のコンビニ、量販店、ドラッグストア、菓子店などで販売されます。
パッケージの表面に「当たり前じゃない 奇跡の今日を噛みしめて」「今日あったこと 誰に話したいですか?」など8種類のメッセージのいずれかが書かれています。裏面には「2025年1月17日で阪神・淡路大震災から30年。何気ない日々は当たり前ではない。1日1日を大切に生きていこうというメッセージを込めて。晴れやかな気持ちになれるよう、爽やかさや酸味を加えたシトラスミックス味で表現しました」と学生が考えたメッセージも入っています。
また、阪神・淡路大震災特設ホームページにつながる二次元コードもプリントされています。
記者会見で中村恵学長が「阪神・淡路大震災から30年たって、兵庫でも震災を知らない若者たちが増えました。震災の経験、また学びの経験を繫いでいこうという取り組みの一つです」と企画の趣旨を述べました。続いてブルボンの井手規秀常務取締役が「今回の産学官を通した取り組みでは、学生たちの実践的な学びによる成長に繋がったのではないかと考えると同時に、自分たちのいる神戸の街がどのように復興を遂げて今日を迎えているのかを改めて知るきっかけにもなったのではないかと感じています」と述べました。
経営学部の辻幸恵教授ゼミで商品化の準備を進めてきた学生3人も出席。塩本聡吾さん、鴨川琴美さん、竹内千晃さんがアイデアをまとめて商品が出来上がるまでの経緯を説明し、「大学生のライフスタイルを分析すると忙しくて食事の時間が満足に取れず。お菓子をつまむことが多いです。中でも最近人気のグミは親和性が高いと考えました。パッケージは温かい色あいでシトラスミックス味にも合うオレンジにしました。表面のメッセージはゼミ生が考え、どれも今を大切にという気持ちを込めました」と述べました。
県の池田頼昭防災監も「地域を超えてつなぐというテーマを今回、体現していただきました。これで、次なる災害に備える取り組みや行動に移すことができます」と高く評価しました。
会見の模様はサンテレビの11月12日夕方の番組「キャッチ+」で放送されました。YouTubeで公開されている番組動画はこちら