経済学部の井上善博教授がオンラインワークショップを実施しました
2020/08/20
経済学部の井上善博教授がワークショップ「株式投資とは何だろう?~経営が優れた会社の見つけ方~」を8月9日に小学生とその保護者を対象にオンラインで実施しました。
この取組みは、2018年に大丸神戸店と「地域社会の活性化と生涯学習の振興に関する包括連携協定」を締結し、協定に基づくプログラムとして「もとまち こども大学」を開催しています。
今回は、新型コロナウィルス感染の拡大状況に合わせて、オンラインに変更して開催。2部制で9組の親子が参加し、井上ゼミの大島健太郎さん、堀龍平さん、垣内達貴さん、本川喜隆さん(ともに4年次生)ら4人が学生スタッフを務めました。
最初に、会社は銀行からの借り入れで資金を得ることもあるが、「株式」発行して投資家から資金を調達し、その代金で事業活動を行う会社のことを「株式会社」と言い、投資家は「株式会社」に貸し出す金額を自由に決めることができ、会社から返金される金額は増える場合もあり、減る場合もあるという株式会社の仕組みと資金調達、株式投資について説明。
次に、株価は変動することを説明し、株価が上がる会社(優れた経営をしている会社)を見つけるためのいくつかの指標として「PER株価収益率」と「PBR株価純資産倍率」を、練習問題を使って計算の方法を説明し「ROE 自己資本利益率」と「営業利益」の概念について説明をしました。
最後に、実際にある3つの会社の7月22日の株価と損益計算書を見ながら、会社指標の計算をしてもらいます。ZOOMのブレイクアウトルーム機能を使って、参加者をセッションごとに分けて、井上先生と学生スタッフが個別で説明。3社の中で明らかに優れた数値の会社を、数値から株式投資で損をしない会社、経営の良い会社を見つける方法を実際に体験してもらいました。
最初は計算に手間取っていた子どもたちも、学生たちの個別説明により計算の流れを理解し、経営の良い会社名をフィリップに書き画面を通じて発表。全員が経営の優れた会社を見つける方法を学ぶことができました。