神戸学院大学

社会連携

総合リハビリテーション学部の小形晶子助教がもとまちこども大学のワークショップを実施しました

2021/09/24

模型を使って骨について説明する小形助教と参加者
模型を使って骨について説明する小形助教と参加者
紙テープを使って筋肉について説明する小形助教と参加者
紙テープを使って筋肉について説明する小形助教と参加者
ペアストレッチの様子
ペアストレッチの様子
小形助教と学生スタッフの谷田さん、岡野さん
小形助教と学生スタッフの谷田さん、岡野さん

8月28日、総合リハビリテーション学部理学療法学科の小形晶子助教によるワークショップ「からだはどうやって動くの? ~骨を知ろう・動かそう!~」をオンラインで開催し、小学生と保護者の9組が、それぞれの自宅で身体の動く仕組みを学び、ストレッチで身体をほぐしました。総合リハビリテーション学部理学療法学科の谷田昂輝さん、岡野誠さん(いずれも3年次生)が学生スタッフを務めました。

2018年に大丸神戸店と「地域社会の活性化と生涯学習の振興に関する包括連携協定」を締結し、協定に基づくプログラムとして「もとまち こども大学」を開催しています。今年は、新型コロナウイルス感染拡大状況を踏まえて、「夏休み特別企画」として5つのオンラインプログラムを開催しました。

ヒトの身体は「骨」「筋肉」「神経」によって動いています。そのうち、「骨」「筋肉」にはどのようなものがあるかを参加者の方々に学んでいただきました。事前に自宅へ郵送している小型の人体骨格模型を使って、骨の名前を覚えていきました。模型を取り出してはしゃいでいた子どもたちでしたが、ワークショップが始まるとスイッチが入り、熱心に骨の名前をシールに書いて張り付けていました。ヒトには約200個骨があり、下半身には「寛骨」「大腿骨」「脛骨」「腓骨」といった骨があることを小形助教が説明しました。

筋肉についても模型を使いながら学んでいきました。「大腿四頭筋」「腓腹筋」などの筋肉が骨にどう繋がっているか、筋肉に見立てた紙テープを張り付けながら確認しました。子どもたちにとっては聞きなれない筋肉の名前も多かったようですが、確認クイズに即答するなど、知識としてしっかり定着している様子でした。

身体の動く仕組みを学んだ後は、お待ちかねのストレッチでした。ストレッチにはけが予防、疲労回復促進、パフォーマンス向上といった効果があります。今回は、一人で行うストレッチと、二人で行うペアストレッチを行いました。小形助教と学生スタッフから画面越しで指導を受け、ふくらはぎ・太ももの筋肉をゆっくりと伸ばしていきました。ストレッチ前と比べて「身体が柔らかくなった」という声を多くいただき、保護者の方も含めストレッチの大切さについて、身体を使いながら楽しく学びました。

ペアストレッチでは子どもたちがトレーナーという想定で、選手(保護者)の筋肉を伸ばすという体験をしました。骨や筋肉の名前を覚えるに留まらず、実践的な学びを得たことは大きな刺激になったようでした。今回のワークショップで誕生した小さなトレーナーたちの今後の活躍に期待したいと思います。