神戸学院大学

社会連携

神戸市企画調整局政策課の森田暁氏が共通教育科目「地域講義ⅡC(自治体の都市政策)」で講演しました

2024/06/20

講演する森田氏
講演する森田氏
使用したスライド
使用したスライド
学生との質疑応答の様子
学生との質疑応答の様子

神戸市企画調整局政策課の森田暁氏が6月19日、「みんなで描く未来 ワクワクする神戸市~神戸の未来を考えてみる~」をテーマ共通教育科目「地域講義ⅡC(自治体の都市政策)」で講演しました。

森田氏は、神戸市職員として17年間、区役所、みなと総局、行財政局などに勤務し、現在の企画調整局では神戸市の長期的な計画策定を担当しています。

講演では、①神戸市次期総合基本計画策定プロジェクト、②神戸市の置かれている現状とその対応施策について説明しました。

総合基本計画策定プロジェクトに関しては、約30年ぶりに策定する「基本構想(基本理念、まちの魅力)」の策定方法のプロセスについて説明しました。具体的には、アンケート(約2万5000人)やワークショップ(約250人)を通して市民の声を集めるとともに、小・中学生(約3万5000人)にも神戸の魅力について意見を提出してもらったと説明しました。

神戸市の現状と対応施策に関しては、大きな問題として、「人口減少」と指摘。統計データ・グラフを基に分かりやすく神戸の人口減少の状況の説明し、発生する諸課題についても解説しました。人口減少を抑制する対応施策としては、三宮・都心の再整備、ウォーターフロント地区の魅力向上、駅周辺のリノベーションなどの再開発の話を中心に、子育て支援、自然・里山の活用、産官学連携の強化などの説明もありました。さまざまな取り組み事例を通して、2035年に向けた神戸の未来像を語っていただきました。

学生との質疑応答もあり、神戸市の未来を考える貴重な機会となりました。