12月16日、神戸学院大学有瀬キャンパスメモリアルホールにおいてバレエ公演 ～ウクライナのダンサーたちと共に～を開催し、約500人がバレエ公演を楽しみました。

この度は、グリーンフェスティバル初のバレエ公演です。今回中心になって出演した「アワジ・ワールド・バレエ Awaji world ballet」は、代表・芸術監督を務める針山愛美氏の呼びかけで、今般の戦争で活動の場を失ったウクライナのプロ・ダンサーたちが、支援を受け兵庫県淡路島を拠点に公演、教育活動を行っている団体です。「Awaji world ballet」が本学の近傍にて活動しており、本学がウクライナとも縁があることから出演する運びとなりました。

公演プログラムは、第１部と第２部で構成。第１部は公演を飾る美しい音楽「美しく青きドナウ」から始まり、優雅な踊りで会場を瞬く間に魅了しました。続いて、セキジリア ドン・キホーテでは、スペインの民族ダンスと情熱的な音楽で会場を圧倒。最後には、ベートーヴェンの第九に和の雰囲気を融合させたオリジナル作品が披露され、来場者からは大きな拍手が寄せられました。

休憩を挟み第２部では、冬の幻想的な世界がスクリーンに映し出される中、演目がスタート。観客は優雅な美しさに引き込まれました。さらには、フルートやソプラノ歌手の生演奏による「きよしこの夜」などクリスマスの楽曲が、会場に温かな雰囲気をもたらしました。最後には、ウクライナの民族ダンスを詰め込んだ演目を披露。ゴパックによる力強く、かつ綺麗な舞いに、会場は大いに盛り上がりました。

プログラムが終了すると会場からは拍手と歓声があがり、鳴りやまない拍手の中、公演は幕を閉じました。

来場者からは、「鮮やかなスクリーンに繰り広げられるダンサーの踊りが幻想的で卓越した凄さを感じ取れました」「≪和・第九≫の演目は日本文化と融合したバレエの素晴らしさに新鮮な感動を覚えました」といった感想が寄せられました。

2023年度秋季グリーンフェスティバル公演は全て終了しました。ご来場いただきありがとうございました。