神戸学院大学

社会連携

株式会社シマブンコーポレーション代表取締役社長執行役員の木谷謙介氏が「トップランナー特別講義」で講演しました

2024/05/20

講演する木谷氏
講演する木谷氏
スライドを見せながら説明する木谷氏
スライドを見せながら説明する木谷氏
学生たちに想いを伝える木谷氏
学生たちに想いを伝える木谷氏

地元神戸の企業経営者の方々が、どのようなビジョンを持って発展してきたかなどについて語る「トップランナー特別講義」。5月13日は、株式会社シマブンコーポレーション代表取締役社長執行役員の木谷謙介氏が「これからの人生を幸せに生きるヒント~一度しかない人生で後悔しないために~」をテーマに登壇しました。

まず冒頭に「人生の中心に自分を置き、自分のユニークを磨いて、自分らしく生きる」ことが今日伝えたいことであると話し、「幸せ」と「人生」の2つの視点から、自身の経験談を交え説明がありました。

「幸せ」は、その人の置かれている環境によって異なること、他人との比較ではなく自分基準であること、社会人としての幸せは「誰かに必要とされること」=「誰かの役に立つこと」であると語りました。また、信頼・尊敬・愛・感謝・心・平和といった形のないものは金額換算できるものではないため、どれだけお金があっても幸せにはならず、お金は「人生の目的」ではなく「人生で何かをするための手段」であると語りました。

次に「人生」について、1組の夫婦から生まれてくる子どもの組み合わせの確立(遺伝的事実)と後天的な経験が「現在の自分」であると説明し、人はそれぞれ「唯一無二の特別な(ユニーク)存在」であると語りました。

さらに学生時代と社会に出たときの考え方の違いについて、学生時代は「みんなと同じように行動していけばよい」というスタンスが、社会に出れば同じことをできる人が少ないほど価値があり、「君しかいない、私しかできない」が強烈な価値を生むということを、ドジャースの大谷選手を例にして説明しました。

また、よくある質問として、「将来、役に立つことだけを効率的にやりたい」といったことを聞かれるが、「成功も失敗も同じ一歩であり、その積み重ねが自分になる」と説明し、無駄な経験はなく、積み重ねが多い方が就職等では勝ち目は多くなり、他人と被りにくくなる=唯一無二(ユニーク)になると語り、学生に向け「経験のパーツをいっぱい持ってユニークな人材になりましょう」とその想いを伝えました。

最後にシマブンコーポレーションのスローガンが「とりあえずやってみよか」であることを紹介し、学生らにも「いつもと違うことをしてみる」「まずはやってみる」といった行動スタイルを勧めました。

講義を受けた学生からは、「これからどんなところに就職をして、どのように働きたいかということよりも、自分にとって幸せってなんだろう。今の自分は幸せなのかということを考えさせられました」。「まずはやってみるの精神で、経験パーツを増やしていきたい」等のコメントが寄せられました。

次回5月20日は、株式会社エムズブランディング代表取締役社長の鵜殿麻里絵氏が登壇予定です。