第72回 土曜公開講座を実施しました
2017/03/06
第72回神戸学院大学土曜公開講座を、10月15日~12月17日にわたり、計5講座開講しました。
今年度は、大学創立50周年記念として、春・秋期を通じて9学部と共通教育センターから教員が各1講座を担当し、秋期は「私たちのくらしと文化」をテーマに、それぞれの専門分野から現在関心の深い今日的な問題を取り上げて講演しました。
10月15日は、経済学部田中美生教授による、「私たちのくらしと日本経済」と題した講座。日本経済の動向や状態について、ドラマを見る視点で捉えたり、新聞記事を用いてTPPやアベノミクスについて触れ、一面だけでなくさまざまな視点で考える重要性をわかりやすく説明しました。
10月22日は、薬学部徳山尚吾教授による「みんなで薬を育て、正しく有効利用するために~治験とジェネリック医薬品から考える~」と題した講座。治験とジェネリック医薬品をキーワードに、新しい薬をより使いやすく、有効性及び安全性が高いものにしていく仕組みについて説明しました。「治験やジェネリックのことがよくわかって良かった」といった声をいただきました。
10月29日は、経営学部安井一浩准教授による「作ってみよう!家計の貸借対照表」と題した講座。家庭で作成される家計簿について、収入と支出だけでなく、資産や負債も含めた全体像を見るため、企業会計の考え方を参考に、家計簿に資産と負債の状況を示す貸借対照表を導入する方法をわかりやすく解説しました。
11月26日は、人文学部大原良通教授による「衣装で読み解く歴史と文化」と題した講座。民族衣装を中心に、そこからみえる歴史や文化、環境や習慣などについて読み解きました。
教室には色とりどりの民族衣装が並べられ、参加された方は興味津々で衣装を手に取っていました。衣装のことがよくわかり、面白かったと感想もいただきました。
12月17日は、法学部佐々木光明教授による、「つみと裁きと日常世界」と題した講座。
古くからいろいろな意味を持ってきた「さばき(裁き)」について、言葉の意味や文化等をわかりやすく説明しました。途中、参考本の紹介も交えながら、「つみ」や「ハンザイ」ということばを手がかりに、私たちの日常の暮らしと「裁判」について考えました。
多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。
来年度も土曜公開講座の開催を予定しており、春期土曜公開講座の詳細は4月頃にホームページへ掲載させていただきます。皆様のお越しをお待ち申し上げております。