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非常時も安らぐ防災バッグ開発
2024/02/09
日時 | 2024年2月9日 |
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メディア名 | 神戸新聞(三木北播わがまち) |
現代社会学部社会防災学科と三木市別所町小林の安全保護具メーカー「基陽」が防災バッグを共同開発しました。
同社は1975年の創業で、転落事故防止のため体に巻くハーネスなどを手がけています。2022年から同学科の有志でつくる学内任意団体「シーガルレスキュー」と防災のコラボイベントを開くようになり、2023年には防災バッグの開発をスタートしました。
コンセプトは「自分でつくる、自分を救う防災バッグ」。同社の藤田尊子社長は「子どもにとってのおもちゃなど、災害時には普段から自分が大切にしている物も大事。自分が必要な物を考える機会にしてほしい」と意図を明かしました。
平川歌帆さん(同学科2年次生)は、「防災の固定観念を変えたい。堅苦しいものではないと提案できたら」と話しています。
開発に当たっては月1回のペースで会議を重ね、防災を学ぶ学生や女性の目線を盛り込みました。生地の質感や色合い、形など、数年先でも使える柄、プレゼントしやすい物を模索しました。