2020年度学長主催懇談会をオンラインで実施しました
2021/02/05
学業や課外活動などで、「コロナ禍の状況を打破するような活躍」をして学内各部署や学部から推薦された学生を対象にした2020年度学長主催懇談会が2月5日、オンラインで実施されました。
◆コロナ禍の状況を打破した学生12人
参加したのは以下の12人です。▽阪神百貨店、まねき食品とコラボしたおせちの商品企画・開発に携わった南條弘貴さん(栄養学部3年次生)▽学部イベントスタッフのリーダーとして、「ものづくり企業意見交換会」にも参加した藤田野有花さん(人文学部2年次生)▽神戸新聞社など主催の「Mラボ課題解決ラボ」に今年度参加した長田千尋さん(経営学部3年次生)▽ゼミ活動に中心的な役割を果たし、昨年度の「Mラボ課題解決ラボ」で審査員特別賞を受賞した横田彩香音さん(同学部4年次生)▽学生トレーナー部に所属し、コロナ禍での感染拡大に配慮しリモートでの活動を提案・実行した岡野誠さん(総合リハビリテーション学部2年次生)▽日本語コースで熱心に学び、第1志望の企業に内定をもらったベトナムからの留学生、ファン ティアイン ティエンさん(グローバル・コミュニケーション学部4年次生)▽学部広報誌「CoCo-Navi.」制作チームメンバーで、神戸新聞学生編集会議にも参加している明石健太郎さん(心理学部3年次生)▽ボランティア活動支援室学生スタッフ前代表で、新入生を対象にした「ボランティアZoom交流会」を実現した津田拓海さん(総合リハビリテーション学部3年次生)▽大学祭中央実行委員会会長として大学祭代替イベント「135Fes オンライン」開催に向けて組織をけん引した松本恵佳さん(経営学部3年次生)▽大学創設者のライフヒストリーをまとめた「森茂樹物語」感想文コンテストで大賞を受賞した酒見元喜さん(同学部2年次生)と特別賞を受賞した山下主馬さん(法学部2年次生)▽「神戸学院大学グローバル・セミナー2020」に参加してテレビ取材にも積極的に応じ、コロナ禍での国際交流に貢献した田中萌恵さん(同学部3年次生)。
◆「森茂樹物語」感想文コンテストの受賞者2人も
佐藤雅美学長は、「コロナ禍にあってもそれぞれの興味や個性に応じて大学の機能を活性化してもらった。懇談会に招かれたことは栄誉で、誇りに思ってほしい」と、あいさつで述べました。参加者が順に自己紹介し、韓国に深い関心を持つ田中さんは「コロナ禍で留学先の韓国から帰国するなど悔しい思いもしましたが前に進むしかありません。国際交流センター主催のグローバル・セミナーに参加してオンラインだからこそできる国際交流の方法があることも知りました。これからも大学の制度を活用し、国際交流活動に貢献します」と語りました。
「森茂樹物語」感想文コンテストで大賞を受賞した酒見さんは「熱い心の持ち主だった森博士の思いを共有して大学生活を送りたい」と語りました。特別賞の山下さんは「どんな気持ちで私たちの大学を創設したかを知りたかった。さらに詳しい書籍も読んでみたい」と述べ、聴覚障害のある学生への支援活動や警察官を目指してポートアイランドで安全・安心のためのボランティア活動に参加していることも付け加えました。
◆動画撮影や配信に関心強く
この後、佐藤学長や4人の副学長、学生支援センター所長との質疑応答があり、特にコロナ禍で動画撮影や配信についての質問や意見が続きました。春藤久人副学長は「私はコロナ禍で授業の方法を決める中心的立場にありました。動画配信した学生トレーナー部では撮影でどんな苦労が」と質問。岡野さんが「動作を見やすくし、解説の速度を適切にするのが難しかったです」と答えました。また、田中康介副学長から山下さんに「障害のある学生支援の面でご意見は」と質問があり、山下さんは「障害のある学生とサポーターが集まれる場所があればと思います。インターネットによる支援のための機器の整備もお願いできれば」と答えました。角森正雄副学長はティエンさんに「就職が決まった企業には(ベトナム出身の)大学の先輩がおられると聞きますが、その先輩と連絡は取っていますか」と質問。ティエンさんは、「私は海外事業担当で担当は違いますが、人事課に大学の先輩がいます。会社での働き方についてアドバイスしてもらっています」と答えました。ティエンさんは「留学生にとって住居から大学は近く、神戸はとても良いところ。企業も多い神戸で就職できれば良いですね」と、感想を述べました。