2023年度前期の学長主催昼食会をポートアイランド第1キャンパスで開催しました
2023/09/14
さまざまな分野で活躍した学生をたたえ、今後の学業や活動の励みにしてもらうことを目的にした2023年度前期の学長主催昼食会が9月13日にポートアイランド第1キャンパス(KPC1)で開催されました。大学側から中村恵学長と田中康介副学長、生田卓也副学長、市川秀喜副学長が出席し、昼食後に学生と懇談しました。
招かれたのは留学生会会長(2022年度)として留学生をまとめ活動してきた中国出身のリュウ エキさん(法学部4年次生)▽韓国航空大学校への本学初の派遣学生となり、帰国後も積極的な国際交流活動を展開している宮本泰之さんと田中雄大さん(いずれも経営学部4年次生)▽「ブランディング研究会」に所属し、学生広報サポーターとして大学公式インスタグラムアカウントの運営に貢献している宮脇美佳さんと長谷川琴乃さん(いずれも経営学部3年次生)▽オープンキャンパスの企画・運営を行う学生スタッフ「オーキャンズ」のポートアイランドキャンパス代表を務める加藤雅さん(同)▽ボランティア活動支援室学生スタッフ副代表としてKPC1の学生をとりまとめる宇賀茜里さん(現代社会学部3年次生)▽2023年度現代社会学部新入生歓迎パーティー代表を務めた高安史弥さん(同)▽2021年度学生チャレンジプロジェクトに採択された「まるごと!神戸学院大学for留学生」の活動リーダーを務めたベトナム出身のダンホアイ トゥさん(グローバル・コミュニケーション学部4年次生)▽他、3年間にわたり図書館ボランティアとして活動している学生――の10人です。」
リュウ エキさんは昨年度、異文化理解交流会を計8回開催し、中国に留学を希望する学生に中国文化について紹介したり、中国語の発音を直したりしてサポートしたことを話しました。「留学生会としてユネスコ世界文化遺産・姫路城へツアーを実施して日本の歴史と文化を学びました」などと幅広い活動ぶりを報告しました。
宮本泰之さんは留学先でボードサークルやバディプログラムで現地学生との交流を深めました。「日本人は何も聞かなくても相手の言いたいことを『察する』ということをします。一方、韓国人は遠慮なく何でも言います。こうした文化の違いから、実際に生活してみると、語彙(い)力が伸びるのを感じました。留学は一歩踏み出す勇気が大事です」と述べました。
田中雄大さんは高等学校まで野球をやっていたことから、留学先では野球部に入り、現地の学生たちに溶け込みました。韓国航空大学校を留学先に選んだのは「本学から初めてということもあり自分がパイオニアになりたいと思って」という理由。ホテル業界への就職を希望しており、「韓国で仕事ができれば、自身の語学力を役立てたいです」と今後の抱負を述べました。
宮脇美佳さんと長谷川琴乃さんが所属している「ブランディング研究会」は経営学部の学生17人で、「経営学部以外の学部にもメンバーを広げ、新入会員を増やすのが課題」だといいます。中村学長から「自分たちも気づかない神戸学院大の魅力とは何ですか」と問われ、2人は「SNSで投稿すると『いいね』が多い大学からの景色は魅力の一つです」と答えました。「インスタグラム以外のSNSを発信のツールとして拡大する予定はありますか」との質問には、「ツイッターとインスタグラムを組み合わせて使ったらいいのではとの意見を企業の方からいただくことがありますが、今のところインスタグラムだけです。ただ、大学生だけでなく、高校生も含めていろいろな人の掲載希望には応えたいと思います」と意欲を示しました。
加藤雅さんはポートアイランドキャンパスだけで240人にのぼる「オーキャンズ」のまとめ役を務め、「来場者から、この大学に来たいと言ってもらえるのが一番ありがたい」と述べました。コロナ禍の規制が緩和されて参加者も増加。「新企画としてスタンプラリーを導入しましたが、もう少し魅力的な景品が出せれば」と要望を本音で語りました。
宇賀茜里さんはボランティア活動支援室学生スタッフでは環境班に所属。現代社会学部の菊川裕幸講師の指導を受け、ポーアイグリーンツアー(植生調査)を実施して植生マップを作りました。「有瀬キャンパスでは農園を作ってもらい、栽培したサツマイモをボランティア活動に役立てました。ポートアイランドキャンパスでも農園がほしいです」と語りました。
高安史弥さんは神戸ポートピアホテルで開催された学部の新入生歓迎会で、バイオリンとピアノのアンサンブルや菊川裕幸講師によるフラワーショーを企画して実現させました。学生スタッフ23人をまとめあげ、「実現したのは、いい仲間に巡り合えたおかげです」と謙遜しました。関西六大学野球連盟では公式戦の球審も任されるマルチタレントぶりです。
ダンホアイ トゥさんは上手な日本語を操り、チャレンジプロジェクトで実施したインターネット動画配信「GCTV」について紹介しました。「日本語コースの授業の紹介、就職が内定した4年次生のインタビューなどです」と内容を説明しました。卒業後は故郷に帰り、ハローン大学の日本語講師として「日本とベトナムをつなぎます」と頼もしい発言でした。
他の学生は図書館ボランティアの仕事について「図書館のPRとスタッフの手伝いです」と述べました。具体的にはPR動画の作成、本のレビューの作成、来館者の好きな本の紹介、読書会の開催、本の返却作業など多岐にわたります。「30万冊の蔵書数は関西でも有数の規模。図書館があることを知らない学生もいるので、もっとPRしたいです」と話しました。