「KACキャリア教育サポーター」2期生を迎え、春期研修会を行いました
2025/04/18
2024年度に発足・始動したキャリア教育サポーター(有瀬キャンパス)では、新たに6人の2期生を迎え入れ、3月28日に春期研修会を行いました。
キャリア教育サポーターとは、学生が主体となり、後輩学生の授業支援やキャリア意識向上を促す活動を通して、学生同士で学びを支援しあう学生団体で、有瀬キャンパスとポートアイランドキャンパスでそれぞれ活動しています。今回の春期研修会は、KACキャリア教育サポーター1期生が、企画から当日の運営までを担当して実施しました。
はじめに、守ってほしいこと10ヶ条についてサポーター内で共有しました。これは、一人ひとりが団体の一員であることの自覚を持ち、チームで行動していくうえで信頼関係を築くことを目的に1期生が考案した行動指針であり、“報連相の徹底を行う、時間や期限を厳守する”など、キャリア教育サポーターとして共に活動していくために必要な事柄を掲げています。
続いて、これから本格的な活動に加わる2期生に向け、イベントの企画進行の考え方・進め方について1期生から説明がありました。ここでは、2024年度に開催した企画イベント「選択の暗号~価値観の秘密を探し出せ!~」を一例に、企画から開催までの手順をイメージしてもらうことで、4月以降新たに企画するイベントについて共通認識を持って準備を進められるよう情報共有を行いました。
最後に、1期生・2期生のメンバーで「今後キャリア教育サポーターとしてどうしていきたいか」をテーマに議論を行いました。2期生にとっては初めての議論でしたが、10ヶ条の一つである“自分の意見を出す”ことを意識しながら、一人ひとりがテーマについて考え、振り分けられたチームの中で意見を出し合いました。その後、チームでまとめた意見を全体に向けて発表し、課題と現状から今後どのように動いていけばよいのかを考えることをとおして、キャリア教育サポーターとしての心構えを養いました。
議論を終え、上田浩樹特任講師からは、「議論はテーマに沿った目的を定めることが重要である。そして、キャリア教育サポーターが設立された背景や役割、位置付けなどの再認識を行い、その認識を根幹に据えて今後も活動していくことが必要である」とのフィードバックをもらい、キャリア教育サポーターに期待されている役割と目指すビジョンについて全員で理解を深め、一体感を高めました。
この春期研修会を通して、KACキャリア教育サポーターとしての意識と足並みを揃え、新しいスタートを切ることができました。2025年度4月上旬は「新入生なんでも案内」にキャリア教育サポーターが初めて参画しました。その他前期では、「自己発見・大学生活」の授業支援や、日常的にキャリアについての話が出るようなキャリア意識の向上を促すイベントの企画・実施など、KPCキャリア教育サポーターと協力しながらこれまで以上に積極的に活動していきます。
<参考>KACキャリア教育サポーター2024年度活動概要
2024年度は、前期に共通教育キャリア教育科目「自己発見・大学生活」、後期に同「プロジェクト学習基礎」の授業支援を行いました。また、メイン活動となるサポーター主催イベントでは、早期から自身の就職活動やキャリアについて考える機会を提示するという目的のもと、「選択の暗号~価値観の秘密を探し出せ!~」と題して実施しました。イベントでは、キャリアセンター職員にも協力してもらいながら「お金・やりがい・成長・安定」の中から自身の価値観タイプを分類できる価値観分析ワークを行った後、各タイプに適した業界・企業の選び方の一例を学びました。