全学教育推進機構
「自己発見・大学生活」においてキャリア教育サポーターが授業支援活動を開始しました
2024/04/30
1年次生以上を対象に開講している共通教育・キャリア教育分野科目の「自己発見・大学生活」において、キャリア教育サポーターによる後輩学生の授業支援が4月17日から両キャンパスで始まりました。サポーターは講義のない時間を活用し、毎週同じクラスの授業に参画することで、履修生が授業の到達目標を達成できるよう活動を行います。
「大学生活に持つべきマインドセットを学び能動的な学習スタイルを身につけること」、「自身の特徴を知り行動できるようになること」を到達目標としているこの授業で、履修生に対し、これからの大学生活を主体的にデザインするために今何ができるのか、何を学ぶべきかについて、サポーター自身の立場からアドバイスを行います。
授業の中で後輩学生と交流するというはじめての経験に戸惑いながらも、3月27日に実施したキックオフミーティングで得た学びをもとに、ワークに悩む履修生に積極的に声掛けを行いました。
- 実際に後輩学生の授業支援を行ったサポーターからは、以下のような感想がありました。
- はじめはどのように声掛けをすればいいか分からなかったが、私が投げかけた質問やアドバイスにも耳を傾けて一生懸命考える姿を見て、嬉しく思うと同時に楽しいと感じた。
- 私自身「自己発見・大学生活」を履修していなかったため不安要素はあったものの、一人ひとりがテーマに沿って熱心にワークに取り組む姿を見て、私にできることを精一杯頑張ろうという気持ちになった。
- はじめは後輩学生との接し方に難しさを感じたが、少しずつ楽しく会話をできるようになり、自分自身の成長にも繋がっていると感じた。
- また、今後の授業支援活動への意気込みについて、以下のような言葉が寄せられました。
- サポーターとの会話に緊張している学生も多く見受けられたため、私たちからアプローチできるよう頑張りたい。
- つい答えを教えてしまい、考える機会や幅をせばめてしまっていると感じることがあった。今後は相手の答えを引き出すことを意識した声掛けをしていきたい。
- やりたいことが具体的に決まっていない人が多いと感じたため、この授業の中でしっかり自己分析ができるようサポートしていきたい。
- 学生側の想いを知っているからこそ、学生サポーターとして身近な存在で気軽に相談してもらえる存在でいたい。スタートしたばかりの取組だが、これから一歩ずつ学生の悩みや想いに寄り添った活動を進めていきたい。
このような想いを胸に、試行錯誤を繰り返しながら、引き続き後輩学生の支援を行っていきます。
※キャリア教育サポーターとは
学生が主体となり、教職員と協働しながら学生同士で学びを支援しあう学生団体です。
後輩学生の授業支援活動や学生へのキャリア啓発活動をとおして、サポーター自身の成長実感・自己肯定感の醸成と、他学生のキャリアに対する意識の向上を目指します。