2018年度カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
全学(学部)
学士課程においては、建学の精神である「真理愛好・個性尊重」及び全学のディプロマ・ポリシーに基づいて、「共通教育科目」および各学部・学科の「専門教育科目」において、各学部・学科の教育目標を達成する教育課程を総合的、体系的に編成します。講義、演習、実習等を適切に組み合わせた科目編成により授業を展開します。
- 『共通教育科目』は、学部専門教育の基礎となる技能、社会人として必要とされる基礎的な思考力や実践能力を育成するための「リテラシー領域」と、文理10学部を擁する総合大学としての教育環境を生かし、専門の枠を超える広い視野と基礎的な教養を涵養するための「リベラルアーツ領域」によって編成されています。
「リテラシー領域」は、言語分野、情報分野、基礎思考分野、高大接続分野、キャリア教育分野および国際化推進分野によって、「リベラルアーツ領域」は、神戸学院教養分野、地域学分野、芸術分野、スポーツ科学分野およびポーアイ4大学・TKK共通教養分野によって構成されています。 - 『専門教育科目』は、専門的な知識と思考力を育成するために、各学部・学科のディプロマ・ポリシーに基づいて、体系的に編成されています。
全学(大学院)
大学院課程においては、「建学の精神」及び各研究科のディプロマ・ポリシーに基づき、「コースワーク(講義系科目)」と「リサーチワーク(研究指導)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成します。
学部
大学院
学部
法学部
法学部では、「ディプロマ・ポリシー」に定めた教育目標を達成し、法的思考力(リーガルマインド)や政治学・国際関係の素養を生かして社会のさまざまな分野で活躍・貢献できる人材を育成するために、以下のカリキュラムの方針に基づいて教育を実践します。
全般的方針
1・2年次は、専門知識と専門的思考力の基礎を固めるとともに、将来の進路について目標を探る期間とする。3・4年次は、専門知識と思考力を深化させ、応用力を修得するとともに、将来の進路目標を実現することを目指す。
具体的方針
- 共通教育科目(1~4年次)
専門教育の基礎を築き、視野を広げるため、また、社会人としての基本的技能を修得する機会を提供するために、「共通教育科目」を24単位以上修得することを卒業要件とする。 - 基礎演習(1年次前期)
大学生活に適応し、学部における学修の道筋についての理解や大学環境の活用方法の修得を内容とする20名規模の「基礎演習」を入学直後の学期に設置し、全員受講科目とする。 - 基礎専門教育科目(1・2年次)
法学の基本分野(憲法、民法、刑法、商法)と政治学・国際関係を学ぶ意義を知り、関心を高める目的で「基礎専門教育科目」を設置し、10単位以上を選択必修とする。法学・政治学の勉学に必要な情報処理の基礎も学ぶ。 - 主要科目(1・2年次)
法律の主要分野(憲法、民法、刑法)の専門的知識や思考の基礎を固めるため、「主要科目」を設置し、6単位以上を卒業要件とするとともに、3年次への進級要件とする。 - コース制と専門コア科目(2年次以降)
2年次から、「法職」「行政」「企業」「国際」の4つのコースを設け、個々の学生の将来の進路希望に応じて、いずれかのコースを自由に選択する。一般専門教育科目のうち専門性の高い科目を「コア科目」として編成し、その中から各コースの重要科目をコア科目「A群」として指定する。コア科目A群は、32単位以上を各コースの選択必修とする。 - 演習科目(2年次以降)
特定の分野を深く研究しつつ、思考力やコミュニケーション能力を高めるため、2年次より専門分野の「演習科目」を設置する。 - 実務科目(1~4年次)
実社会との交流によって実践的な視点を養うため、弁護士会などの職能団体や自治体などとの連携による「実務科目」を設置する。 - サプリメント科目(1~4年次)
憲法・民法・刑法の主要法律分野の教育を補完する科目として「サプリメント」を設置し、基礎学力修得を補完する科目として「リメディアル」、より高度な内容を求める学生のニーズに応えるため「アドバンス」の科目群を設置する。 - キャリア関連科目・特別演習科目
卒業後の進路について考え、進路目標に向けての実践能力を高めるために、「キャリアトレーニング入門」(1年次)、「キャリアトレーニング」(2年次以降)、「法学検定実務科目」(1~2年次)、「特別演習科目」(2年次以降)を設置する。 - 総合科目
海外研修参加、資格・検定取得などの成果を評価するために、「総合科目」を設ける。 - 関連科目
専門的な視野を広げるために他学部提供の「関連科目」を設置する。
経済学部
経済学部では、ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を修得させるために、以下のような内容、方法、評価の方針に基づき、教育課程を編成します。カリキュラムの体系を示すために、科目間の関連や修学の順序を表現する履修系統図を使い、カリキュラムの構造をわかりやすく明示します。
1.教育内容
- 共通教育科目:専門教育の基礎となる技能や社会人として必要とされる基礎的な思考力や実践能力を育成し、広い視野と柔軟な思考力を育成する科目で構成されています。
- 専門リテラシー科目:初年次においては、経済学を深く修得するための統計学や経済数学を習熟し、2年次以降は、修得した経済、歴史、社会、文化についての専門知識をもとに、他者と協調、協働できるコミュニケーション力を養成します。
- 基幹科目:経済学における専門性の高い応用分野を学修するにあたって、最もコアで基礎ともいうべき「基幹科目」を編成しています。
- 演習科目:主体的な学びを促進するために少人数クラスの演習を開講しています。初年次では、「入門演習」、「基礎演習」を履修することで、大学生活に適応し、大学における基本的な学修スキルを養成し、経済学学修の道筋についての理解を促します。2年次から履修できる「演習」では、ゼミ生と協働しながら専門的な経済学を自主的に学修し、思考力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力そして問題解決能力を養成します。
- コース制とコース専門科目:2年次より各学生が自ら希望・選択する分野でより専門的履修が行える3つのコース(企業経済コース、公共経済コース、総合経済コース)別の教育課程を整備し、すべての学生が1コースを選択する枠組みを設定します。コースの特徴を生かした専門科目を編成しています。
- 関連科目:専門的な視野を広げるために、法学と経営の科目を履修することができます。
- キャリア専門科目:卒業後の進路を見据えつつ、地域社会に貢献できる良識ある経済人の育成と自立した社会人への成長を促します。
- 卒業論文とコース別特講:4年間の経済学修得の総仕上げとして、卒業論文とコース別特講(企業経済特講/公共経済特講/総合経済特講)を編成しています。
2.教育方法
- 初年次より、少人数のゼミの履修を実施し、インタラクティブな教育を実施します。
- 経済学教育で特に重視している「経済数学Ⅰ」「基礎経済学」「ミクロ経済学」「マクロ経済学」については、複数のクラスを開講し、きめ細かな指導で着実な修得を目指します。
- 学習シートを活用し、自己評価と他者評価を踏まえた、学びの振り返りと自発的な今後の学習方針を促します。特に成績不振者に対しては、教員による個人面談を実施し学修指導を行います。
- 毎学期末に実施される学生による授業評価アンケートをもとに、より改善された学修環境のためにそのフィードバックに努めます。
- 表彰制度(「経済学部長賞」・「経済学部賞」・「優等賞」)を設け、学修のインセンティブ(動機)を高めることに努めます。
3.評価方法
4年間の総括的な学修成果については、卒業論文の評価あるいはコース別の特講科目を履修し、その修了認定試験の評価でこれを行う。卒業論文は主査・副査からなる厳正な審査を経て評価される。
経営学部
経営学部では、年次進行に沿って次のようなポリシーで教育を行います。
- 1年次
経営学部専門教育全般に必要な基礎知識を学修させ、上級年次の経営・商学コース、会計コース、経営情報科学コースのどのコースに入っても対応できるようにさせる。 - 2年次
前記の3コースに分かれて学修させるとともに、所属以外のコースの科目も幅広く履修させる。 - 3年次
興味のある問題に着目し、各自で調査・分析する能力を修得させる。また、専門知識を深めさせながら、経営問題に取り組む姿勢を身に付けさせる。 - 4年次
経営問題に関する分析および解決策の研究を行い、その結果を報告する能力を修得させる。そして、 経営学部での学修の総仕上げを行わせる。
人文学部
人文学部では、ディプロマ・ポリシーに掲げた学習成果をもたらすために、次のポリシーにもとづくカリキュラムを作成し、学生たちに提供します。
- 1・2年次生のテーマ
- 専攻分野の全体像を提示して大学教育への導入をはかる。
- 大学での学修に必要な基礎的知識と技能を習得させる。
- 大学で学ぶために必須の言語能力や情報機器の操作法を習得させる。
- 社会人として必要な幅広い教養と基礎知識を身につけさせる。
- 真理を探究しようとする知的好奇心を育てる。
- 2・3年次生のテーマ
- 自らの関心領域を総合的かつ体系的に追究させる。
- 演習・実習など実践的なトレーニングにより専門的な内容を体験的に理解させる。
- 4年次生のテーマ
- それまでの3年間で獲得した幅広い教養と専門的な知識をもとに、自らが設定した課題や問題に対する適切な対処とその解決に導く。
- 4年間の学修の集大成として、卒業研究・卒業論文を作成させる。
- 4年間のテーマ (キャリア形成および教職課程)
- 自立した社会人への成長を支援し、社会で勤労するための基本的能力を備えさせる。
- 学位プログラムと融合した体系的な教職プログラムを提供し、生徒の「生きる力」を育む教員としての基礎的・基本的な能力を養成する。
人文学科
人文学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げた学習成果をもたらすために、次のポリシーにもとづくカリキュラムを作成し、学生たちに提供します。
- 共通教育科目・・主に1・2年次生のテーマ
- リテラシー領域の科目をとおして、大学で学ぶために必須の言語能力(日本語および外国語)や情報機器の操作法を習得させる。
- リベラルアーツ領域の科目をとおして、政治、経済、法律、心と身体の健康、地域、芸術などについて、幅広い教養を身につけさせる。
- 学部共通科目・・4年間のテーマ
- 1年次では、少人数の演習科目をとおして、大学での学修に必要な技能や知識を身につけさせる。
- 2年次の実践演習をとおして、さまざまな分野における実践的能力・情報収集力・情報発信力・分析力を身につけさせる。
- 3年次の専攻演習では、専攻分野の深い専門知識と実践的な技能を身につけさせる。
- 4年次の卒業研究演習では、習得した深い専門知識と実践的な技能を用いて、自らが設定した課題を追求し、その成果を卒業研究にまとめさせる。
- 人文の知科目群・・1年次および2・3年次生のテーマ
- 人間をとりまく文化や社会に関する基礎的な知識を修得させる。
- 異なる分野の知識が相互に関連することを理解させる。
- フィールドワークや体験学習をとおして、深い専門知識と実践的な技能を連結させる。
- 人文学専門科目群(人間探究科目群、言語・文学科目群、環境・人類・地域・歴史科目群)・・主に2・3年次生のテーマ
- さまざまな学問分野の専門的な知識と経験を基盤にした豊かな教養を身につけさせる。
- 選択した学問分野の専門知識を集中的、体系的に理解させる。
- キャリア科目および教職教育に関連する科目・・4年間のテーマ
- 自立した社会人への成長を支援し、社会で勤労するための基本的能力を備えさせる。
- 専門分野の学修をとおして、各教科の専門的な知識と技能を習得させる。
- 学修された専門知識を学校での教科指導に活用・応用できる学力を育てる。
- 参加型授業をとおして、生徒の「生きる力」を育む教員としての基礎的・基本的能力を養成する。
人間心理学科[2017年度入学生]
人間心理学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するために、共通教育科目、専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を開講します。
1. 共通教育科目 リテラシー科目群
学部教育の基礎となる技能すなわちリテラシーを修得するための科目群を設定し、大学で学んだ専門知識や教養を社会で活かすために社会への突破口となる基礎思考力、社会人として必要な基礎的な実践能力を育成する。
- 1・2年次生のテーマ
-
- 基本的語学力の修得と社会人としての実用レベルの語学力を獲得させる。
- コンピュータの基本的な技能の修得と情報に関する初級レベルの資格取得を目的とさせる。
- 小論文やレポートの作成法など専門教育の基盤形成、あるいは社会への関門突破のベースとなる基礎的な思考能力や時事問題についての基礎知識などを修得させる。
- 3年次生のテーマ
-
- 社会人として必要な常識、コミュニケーションのとり方、情報収集の方法などのキャリア教育の実施により就業力を向上させる。
2. 共通教育科目 リベラルアーツ科目群
専門分野以外の学問領域のリベラルアーツ科目群では、自らの興味や将来の目標に応じて幅広い教養を修得させる。
- 1・2年次生のテーマ
-
- 各地域の社会と文化、歴史、芸術、人間の精神活動などについて幅広く考察させる。
- 現代の社会的事象、政治・経済・法律など社会生活にかかわる問題を幅広く考察させる。
- 人の心と体の健康に関する問題を幅広く考察させる。
- 地域、防災、社会貢献など、本学の周辺地域環境あるいは海外の大学との提携関係を活かした教育プログラムを展開する。
3. 専門教育科目 講義科目
心理学を社会で実践的に活用する知識技能を獲得させる。
- 4年間のテーマ
-
- 心理学の基礎専門教育科目、発達心理科目、臨床心理科目、医療心理科目、社会心理科目、を1年次から4年次まで段階的かつ重層的に学修させる。
- 心理統計学や心理研究法の学修をとおして、データを客観的にとらえる分析法や研究手法を習得させる。
4. 専門教育科目 実習科目
社会の中で主体的に他者と良好なコミュニケーションをとり自らの役割を果たすことの重要性を理解させ、心理学を活用して現場で生じる問題の把握とその解決法を模索する力を学修させる。
- 1年次生のテーマ
-
- さまざまな心理学の世界を体験し、事象の観察力、他者と接する態度・姿勢を学修させる。
- 2年次生のテーマ
-
- 基礎的な実験・観察・調査を行い、詳細なレポートを作成し実験方法やプレゼンテーション法を学修する。
- 3年次生のテーマ
-
- 医療施設・教育施設・更正施設・企業などの学外実地研修を含めた発達心理学、臨床心理学、医療心理学、社会心理学のそれぞれの領域実習に参加させ、心理学を活用して現場で生じる問題の把握とその解決法を模索させる。
5. 専門教育科目 演習科目
社会生活に必要な思考力・判断力・表現力を学修させる。
- 1年次生のテーマ
-
- パワーポイントやレジュメを用いて発表し、自らの意見や考えを的確にプレゼンテーションする能力を学修させる。
- 2年次生のテーマ
-
- 専門論文の講読を行い、情報収集力、プレゼンテーション能力を学修させる。
- 心理現象を解明する適切な方法を学修させる。
- 3年次生のテーマ
-
- 調査研究計画を作成し、全体で意見交換をしながらそれを洗練することにより調査研究能力を学修させる。
- 4年次生のテーマ
-
- 実際に調査・研究を行い、卒業論文を作成することにより、社会生活に必要な思考力・判断力・表現力を学修させる。
6. 卒業論文
4年次生の卒業論文では、学修した心理学に関する知識・技能および問題発見力や調査力を用いて自分でやるべきことを見出し、最適な方法を見つけ、遂行し、まとめて適切に発表することができる能力を学修させる。
7. 学部共通科目
人文入門演習において大学生活で必要な知識・技能を獲得させ、キャリア科目・インターンシップ科目において社会の中で主体的に活動できる基本的態度を育成する。
心理学部(2018年4月開設)
心理学部では、卒業認定・学位授与の方針に揚げる能力を修得させるために、以下のような方針に基づき、教育課程を編成します。
1. 教育内容
- 共通教育科目(リテラシー領域)
- 言語分野
英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語・ロシア語・日本語(留学生対象)の基本的語学力の修得と社会人としての実用レベルの語学力の向上を目的とする。 - 情報分野
インターネット・メール・ワード・エクセル・パワーポイント・プログラミングなど社会の必須アイテムとなったコンピュータの基本的な技能、および情報に関する初級レベルの資格取得に足る知識の修得を目的とする。 - 基礎思考分野
小論文やレポートの作成法など専門教育の基盤形成、あるいは就職試験や公務員試験など社会への関門突破のベースとなる基礎的な思考能力や時事問題についての基礎知識などを修得することを目的とする。 - 高大接続分野
「大学での学びへのソフトランディング」として、学部の基礎教育科目につなげるべく、高等学校での教科科目と学部教育との接続を目的とした「入学生の学び直し」を目的とする。 - キャリア教育分野
1年次生から就職活動に向けて、自己理解を深め、現場の知識を学ぶことで、就業力の向上を目的とする。 - 国際化推進分野
日本語を母語としない留学生が日本語を身に付け、日本への理解を深めること、学生同士が互いに交流を深めること、短期海外研修で語学力を向上させることなどを目的とする。
- 言語分野
- 共通教育科目(リベラルアーツ領域)
初年次を中心に開講する共通教育科目では所属学部の専門分野以外の学問領域の魅力を分かりやすく伝えるためのリベラルアーツ領域を設定し、幅広い教養を修得できるようにする。 この中には心理学部の学生が履修できる以下の4分野があり、多様な科目の中から自らの興味や将来の目標に応じて科目を選択できる。- 神戸学院教養分野
ジェンダー論、男女共同参画推進論、文理10学部の総合大学としての強みを生かした教養(リベラルアーツ)科目を展開し、文化・社会・自然に対して幅広く考察する。 - 地域学分野
本学の周辺地域環境を活かした教育プログラムを展開し、観光や地域理解について幅広く考察する。 - 芸術分野
美術、音楽などの芸術分野において、少人数クラスでの演習科目を含めた教育プログラムを展開し、芸術について幅広く考察する。 - スポーツ科学分野
スポーツ科学において、少人数クラスでの演習科目を含めた教育プログラムを展開し、スポーツ科学について幅広く考察する。
- 神戸学院教養分野
- 専門教育科目 講義科目群
- 基礎講義科目群
基礎講義科目では、心を生み出す仕組みや認知と行動の多様性に関わる基礎的理論を「行動科学概論」で学修し、心のはたらきを実証に基づいて理解するための研究や調査の方法の基礎について「心理調査概論」で学修する。 - 専門講義科目群
専門講義科目では生物-心理-社会モデルを念頭におき、より発展的な心理学の知識と技能を学修する。生物学的機構・医療に関わる心理学科目として、「人体の構造と機能(人体の構造と機能及び疾病)」、「精神疾患とその治療」や、「行動神経学」などを学修する。 心理学主要領域における一般法則や理論(モデル)、学説を学ぶ心理学科目として、「心理学概論」や「認知心理学(知覚・認知心理学)」、「人格心理学(感情・人格心理学)」、「発達心理学」、「学習心理学(学習・言語心理学)」などを学修する。社会文化的機構に関わる心理学科目として、「心理専門職関係行政論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(関係行政論)」などを学修する。 また、生物学的機構・医療を踏まえた心理学主要領域における一般法則や理論、学説を学ぶ心理学科目として、「生理心理学(神経・生理心理学)」や、「神経心理学(神経・生理心理学)」、「医療心理学(健康・医療心理学)」などを学修する。社会文化的機構を踏まえた心理学主要領域における一般法則や理論、学説を学ぶ心理学科目としては、「社会心理学(社会・集団・家族心理学)」や「集団心理学(社会・集団・家族心理学)」、「消費者心理学」を学修する。 さらに、心のはたらきを実証に基づいて理解するため、より専門的な心理統計や研究法について学ぶ心理学科目として、「心理学研究法」や「心理統計入門」、「心理統計法(心理学統計法)」を学修する。これらの学修を通じて心理学を社会で実践的に活用する知識と技能の獲得を目的とする。
心理専門職を目指し公認心理師への対応を考慮した心理学科目としては、上述した発展的な心理学の知識と技能を学修する心理学科目に加えて、心理学的な支援に関して学ぶ、「心理専門職入門(公認心理師の職責)」や、「臨床心理学概論」、「心理学的支援法Ⅰ・Ⅱ」といった心理学科目を学修する。 さらに、医療、福祉、教育、産業、司法の各分野における心理支援の実践を学ぶ科目として、「学校心理学(教育・学校心理学)」や、「福祉心理学」、「産業・組織心理学」、「司法犯罪心理学(司法・犯罪心理学)」などを心理学科目も学修する。
- 基礎講義科目群
- 専門教育科目 実習科目群
- 基礎実習科目群
初年次の「心理学入門実習Ⅰ・Ⅱ」では、さまざまな心理学の世界を「体験し」、事象の観察力、他者と接する態度・姿勢を学修する。「心理学入門実習Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ」では心理現象を生み出す仕組みとして生物学的・認知的・社会文化的機構を反映した医療心理学、発達心理学、臨床心理学、社会心理学の初歩的な研究手法について、実習体験を通して主体的に学修する。 - 専門実習科目群
2年次の「心理学基礎実験実習Ⅰ・Ⅱ((心理学実験)」では、心理検査や調査の実施、系列位置学習効果の検討や大脳モデルのデッサンなど基礎的な実験・観察・調査を行い、詳細なレポートを作成し実験方法やプレゼンテーション法を学修する。 3年次の「心理学専門実習Ⅰ・Ⅱ」では、より専門的な研究法を主体的に体験・実演することを通して、各種研究法の理解を深める。これら科目においては、社会の中で身のまわりにある事象を観察し、問題の有無を適切に判断し、それを解決するために心理学の研究手法を利用できることを目指す。 こうした取り組みにより、社会の中で主体的に他者と良好なコミュニケーションをとり自らの役割を果たすことの重要性を理解することと、心理学を活用して現場で生じる問題の把握とその解決法を模索する力を学修することを目的とする。
心理専門職を目指し公認心理師への対応を考慮した実習科目としては、上述した「心理学基礎実験実習Ⅰ・Ⅱ(心理学実験)」の学修に加えて、4年次の「専門職心理実習Ⅰ・Ⅱ(心理実習)」において、医療施設や福祉施設、教育施設、矯正施設、就労支援施設、企業などの学外実地研修を行い、心理専門職として他職種と連携し、心理学の実践を学修する実習をそれぞれ行う。
- 基礎実習科目群
- 専門教育科目 演習科目群
- 基礎演習科目群
初年次の「心理学入門演習Ⅰ・Ⅱ」では、大学で必要な基本的な学修技術を修得し、自らの意見や考えを的確にプレゼンテーションする能力を学修する。2年次の「心理学基礎演習Ⅰ・Ⅱ」では、原著論文や総説などの専門論文の講読を行い情報収集力、プレゼンテーション能力を学修するとともに心理現象を解明する適切な方法を学修する。 - 専門演習科目群
3年次の「心理学専門演習Ⅰ・Ⅱ」では、卒業論文の作成過程に見通しをつけ、研究計画を作成する。「講読演習Ⅰ・Ⅱ」では、様々な領域の心理学の学術論文を読み、論文要旨を理解し、それらを適切に発表する。これらを通し、社会生活に必要な思考力・判断力・表現力を学修することを目的とする。 4年次の「心理学発展演習Ⅰ・Ⅱ」では、実際に実験・調査などの研究を行い、学修の集大成としての卒業論文につなげていく。
心理専門職を目指し公認心理師への対応を考慮した演習科目としては、「専門職心理演習Ⅰ・Ⅱ(心理演習)」において公認心理師として必要な知識や技能の基本的な水準の修得を目的とし、具体的な場面を想定したロールプレイや事例検討を行う。また、「専門職心理演習Ⅲ(心理演習)」では、支援方法や多職種連携など現場実習と関連する様々な事項の基本的な水準の実践的な修得を目指す。
- 基礎演習科目群
- 卒業論文
「卒業論文」ではそれまでに学修してきた心理学やそれにとどまらない幅広い知識・技能と問題発見力や調査力を用いて自分でやるべきことを見出し、そのための最適な方法を見つけ、遂行し、まとめて適切に発表することができる能力を学修する。 具体的には演習科目群の中で具体的な調査・研究計画を立案・遂行し論文を作成する。卒業論文の授業を通して、心理学の知識の体系化をはかり、研究成果を効果的に伝える技能を学ぶだけでなく、他の様々な観点を持つ受講生と協働して学び、主体的に研究を遂行する態度を獲得することを目指す。
2. 教育方法
- 共通教育科目
初年次を中心に開講する共通教育科目群では学部教育の基礎となる技能すなわちリテラシーを修得するための科目群を設定し、大学で学んだ専門知識や教養を社会で活かすために社会への突破口となる基礎思考力、社会人として必要な基礎的な実践能力を育成する。 - 専門教育科目
専門教育科目の基礎科目群と専門科目群のどちらも、講義科目・演習科目・実習科目を1年次から4年次まで段階的かつ重層的に配当する。また、授業形態の特性を生かし、主体的な学びを支援する。
基礎科目群では、心理現象を解明する適切な方法を身につけ、社会の中で身の回りにある事象を観察・判断・問題解決できる基礎的技能と能力を身につけさせる。また、心理学の専門知識の基本的部分を理解し、それらに対する自らの意見や考えを的確に伝達する方法も学修させる。
専門科目群では、心理学のより発展的・実践的な専門知識を修得し、医療・福祉・教育・産業・司法などの分野で専門知識を生かす方法を学修させる。心理学の専門知識や研究成果を適切に伝達する方法を修得させ、社会の中で自らが所属するチームの一員として多様なメンバーと良好なコミュニケーションをとり、主体的な役割を果たせる態度を身につけさせる。
現代社会学部
現代社会学部では、ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、共通教育科目、専門教育科目を体系的に編成し、以下に掲げる教育内容、教育方法、教育評価の方針に基づき、講義、演習、実習を適切に組み合わせたカリキュラムを提供する。
1. 教育内容
- 共通教育科目(主に1~2年次)
教養教育・基礎教育を充実させる目的で開講され、学部教育の基礎となる技能、専門を超えて将来社会人として必要とされる基礎思考力等、基礎的な実践能力を育成するための領域で、リテラシー領域・リベラルアーツ領域の2領域から構成される。 - 学部共通科目(主に1~2年次)
学際的アプローチのための各学問分野の基礎を学ぶ科目群と、グループ・アプローチ、ファシリテーター・トレーニング、インターンシップ、キャリアプランニングといった実践力、行動力の基礎を身につける実習科目群から構成される。 - 専門基幹科目(主に1~3年次)
各学科ごとに「ゼミナール(4年間継続する【4年次後期は卒業研究と称する】)」、「専門共通」、「共通実習」、「専門語学」の4フィールドから構成され、「(4)専門分野科目」理解のための基礎を形成する。内容は各学科ごとに以下のとおりである。- 現代社会学科
- 「専門共通」
社会学の基幹的な科目を中心に、専門的な知識を総合的、体系的に学び、専門分野科目理解の基礎形成を目的とする。
「共通実習」
現代社会基礎実習、現代社会実習から構成され、事例聞き取り調査等フィールドワークや、アンケート調査の技法を学び、社会把握の方法を深めることを目的とする。
「専門語学」
現代社会に関わるテーマについて、英語でのコミュニケーション力を培い、国際的視野の陶冶と国際感覚の修得を目的とする。 - 社会防災学科
- 「専門共通」
防災・減災の基礎を学際的に理解すると同時に、防災のために必要となる社会貢献マインドの育成、また防災の社会的・国際的発展の基礎的な理解を目的とする。
「共通実習」
救命処置実習、海外実習、国内実習、プロジェクト実習から構成され、人命救助方法の修得や国際理解及び実践力陶冶を目的とする。
「専門語学」
社会貢献として防災においても求められる国際協力において必要となる国際的視野の陶冶と国際感覚の修得を目的とする。
- 専門分野科目(1~4年次)
各学科ごとに専門科目を分野に分け、1年次の基礎段階から体系的な履修を促す。内容は各学科ごとに以下のとおりである。- 現代社会学科
- 個人や家族のくらしの在り方と課題を学ぶ「市民と生活」、社会の経済的側面及びその課題を職業と産業の視点から学ぶ「仕事と産業」、コミュニティーのあり方とそこに生まれる文化および情報に関する諸課題に接近する「地域と文化」の3分野から構成され、現代社会の多面的・総合的な理解、実践的課題の抽出とともに、課題解決力の育成を目的とする。
- 社会防災学科
- 防災のさらなる専門的応用について学ぶ「防災と市民・行政」と、防災の社会的・国際的展開についてさらに深く学習する「防災と社会貢献・国際協力」から構成され、防災に係る多面的・総合的な理解、実践的課題の抽出とともに、課題解決力の育成を目的とする。
- 専門展開科目(1~4年次)
学科の枠を超えて他学科の専門科目を履修することができるよう、他学科開講科目の一定範囲の科目を関連科目として学修し、幅広い視野を身につけることを目的とする。
2. 教育方法
専門教育科目においては、講義、演習、実習の3種類を効果的に配置し、それぞれの授業形態の特性を活かしたアクティブラーニングを実施する。とくに演習、実習においては課題解決型もしくはPBLの手法を多く取り入れ、学生による主体的な学びを促進する。
グローバル・コミュニケーション学部
- 学部基礎科目(第1~4セメスター)
専攻分野の全体像を提示して大学教育への導入をはかります。
大学での学習に必要な最低限の知識と技能を習得します。
自分と他者との相互理解を実現するコミュニケーションスキルを養成します。 - 共通教育科目(主に第1~4セメスター)
コースで学ぶ外国語とは異なるもう一つの外国語を学びます。
情報機器の操作法など大学で学ぶために必須のリテラシーを習得します。
社会人として必要な幅広い教養と基礎知識を身に付けます。
真理を探究しようとする知的好奇心を育みます。 - 基本語学と実践語学(第1~7セメスター)
高度な外国語能力の獲得と、それを実社会で実践的に運用する方法を学びます。 - 学部・各コース講義科目(第1~7セメスター)
語学力を鍛えるとともに、言語の基礎にある社会や文化について学びます。
言語習得を通して、社会で勤労するための基本的能力を備えます。
演習形式で専門的言語学の考察の方法を体験的に学びます。
学部の理念である言語とグローバリズムについて理解します。 - 他学部関連科目(第3~6セメスター)
総合大学の利点を生かし、より広い専門分野を学ぶ。 - 海外語学研修(留学)・企業インターンシップ(第4~6セメスター)
第5セメスターに、海外あるいは実社会を実際に経験し、グローバル・コミュニケーションの重要性を体験的に理解します。またそのために海外語学研修、企業インターンシップの前後に「事前研修」と「フォローアップ」を用意して、現地研修の成果をより確実なものにします。 - 卒業研究を必修(第8セメスター)
自らが設定した課題を4年間で修得した幅広い教養と専門的知識で解明します。
他者とコミュニケーションをはかり、協働作業で卒業研究報告書を作成します。
課題解明への過程をまとめあげ、卒業論文に結実させます。 - 教職課程(英語)に関する科目(第1~8セメスター)
英語の教員を志す学生は、教職に必要な知識や能力を身に付けます。
総合リハビリテーション学部
総合リハビリテーション学部では、卒業認定・学位授与の方針に掲げる能力を修得させるために、以下のような内容、方法、評価の方針に基づき、教育課程を編成します。
1. 教育内容
- 「共通教育科目」においては、「リテラシー領域」と「リベラルアーツ領域」の履修を通して、語学及び人文・社会科学や自然科学の知識などの一般教養を学びます。
- 「リテラシー領域」では、学部専門教育の基礎となる技能、社会人として必要とされる基礎的な思考力や実践能力を育成します。
- 「リベラルアーツ領域」では、総合大学の強みを生かして、専門の枠を超える広い視野と柔軟な思考力を育成します。
「専門教育科目」は、以下の専門的な知識と思考力を育成するために体系的に編成されています。 - 理学療法士、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士の国家資格を取得するために必要な知識、技能、思考力、判断力および表現力を育成します。理学療法学科では、健康運動実践指導者認定試験受験資格に必要な知識、技能、思考力、判断力および表現力を育成します。
- 保健・医療・福祉分野に従事する者として必要とされる専門的な知識、技能、態度、思考力、判断力、表現力を育成します。
- 専門職連携の必要性と意義を理解し、専門職の独自性と協調性について熟達し、さらに開発に繋げられる、知識、技能、態度、思考力、判断力、表現力を育成します。
- 地域社会と国際社会に貢献できる能力を育成します。
- 学際領域や地域との連携・協働を通じて実践力を育成します。
2. 教育方法
理学療法学科
- 保健・医療・福祉分野に従事する者として必要とされる知識の修得のために、重点的に講義を実施します。
- 保健・医療・福祉分野に従事する者として必要とされる知識、技能、思考力・判断力、意欲・態度の修得のために、演習及び実習を実施します。主体的な学びを促進するために、アクティブ・ラーニングを取り入れた問題解決型の教育方法を採用します。
- 保健・医療・福祉分野に従事する者として必要とされる、実践的な技能、思考力・判断力、意欲・態度の修得のために、学外の医療施設及び福祉施設等で、各学年において臨床実習を実施します。
作業療法学科
- 保健・医療・福祉分野に従事する者として必要とされる知識の修得のために、重点的に講義を実施します。
- 保健・医療・福祉分野に従事する者として必要とされる知識、技能、思考力・判断力、意欲・態度の修得のために、演習及び実習を実施します。主体的な学びを促進するために、アクティブ・ラーニングを取り入れた問題解決型の教育方法を採用します。
- 保健・医療・福祉分野に従事する者として必要とされる、実践的な技能、思考力・判断力、意欲・態度の修得のために、学外の医療施設及び福祉施設等で、各学年において臨床実習を実施します。
- 作業療法は心身両方にアプローチする領域であるので、多分野にわたった学際的な学びを展開するための講義・実習を実施します。
社会リハビリテーション学科
- 初年次より4年間、少人数ゼミの履修を必修とし、自分の考えを明確に持ち、集団のなかで発言することを繰り返し行い、専門的な知識を身につける教育を実施します。
- 社会福祉および保健医療現場、企業やNPOなどにおいて有用な人材として活躍できるよう、2年次後期からのコース選択を実施し、より専門的、かつ重点的な講義を実施します。
- 多様な社会福祉援助技術、生活問題の解決能力の習得のため、相談援助演習や社会福祉現場での実習を行い、それらの経験の学びの振り返りを促し、きめ細かな授業を実施します。
- 大学近隣の地域をフィールドとし、少子高齢化など様々な社会問題に取り組むアクティブ・ラーニングを取り入れ、広い視野で、自ら考え行動できる実践的な教育方法を採用します。
- ユニバーサルデザインや福祉用具、住環境など人々を取り巻く環境に対して提案のできる、専門的かつ実践に強い人材を育成するために、最新設備が備わった実習室における主体的な教育を実施します。
3. 評価方法
理学療法学科
- 保健・医療・福祉分野に従事する理学療法士の国家試験合格に必要な知識の評価に、論述試験・口頭試験・客観試験を実施します。
- 保健・医療・福祉分野に従事する理学療法士の国家試験合格に必要な知識、技能、思考力・判断力、意欲・態度をシミュレーションテスト・実地試験・観察記録法・卒業論文で評価します。
作業療法学科
- 保健・医療・福祉分野に従事する作業療法士の国家試験合格に必要な知識の評価に、論述試験・口頭試験・客観試験を実施します。
- 保健・医療・福祉分野に従事する作業療法士の国家試験合格に必要な知識、技能、思考力・判断力、意欲・態度をシミュレーションテスト・実地試験・観察記録法・研究論文で評価します。
社会リハビリテーション学科
- 社会福祉に関連する様々な分野に従事する社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験合格に必要な知識の評価に、発表報告・論述試験・客観試験を実施します。
- 社会福祉に関連する様々な分野に従事する社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験合格に必要な知識、技能、思考力・判断力、意欲・態度を演習・実習の参加状況・作成された記録やレポートを通し評価します。
- 社会的課題や問題に対して具体的な解決策や行動計画を提案できる知識と思考力、および判断力を、発表内容や実習の参加状況などを通し評価します。
- DPで掲げられた能力の形成的評価を行うために、毎学期、履修系統図(カリキュラムマップ)を活用して、ゼミ教員による面談を実施します。
- 4年間の総括的な学習成果については、卒業論文によって評価します。
栄養学部
栄養学部栄養学科では「食」と「医療」の分野に精通した管理栄養士・臨床検査技師・栄養教諭を養成するため、充分な知識・技能を段階的に習得できるようカリキュラムを編成しています。
管理栄養学専攻
- 1年次では、社会人として必要な基礎知識や語学を身につけるため「共通教育科目」を配置します。調和のとれた教養教育と基礎教育を体系的に実施して、良識のある管理栄養士の基盤を構築します。とくに専門科目を学ぶ上で土台となる生物・化学については、重点的に教授します。 「栄養教諭に関する科目」は1年次から開講します。
- 2年次では、食品の分類や機能、身体の構造や各臓器の役割を学び、食品が体内でどのように消化・吸収・代謝されるのかなど「専門基礎分野」を学びます。
- 3年次では、健常者や傷病者の献立や栄養の指導の方法など「専門分野」を学びます。また実験実習を通じて、講義で学んだことを深く理解するとともに、実践力を身につけます。
- 最終年次では、部門に配属され、教員と学生間の密接なコミュニケーションを通して課題研究がなされ、専門知識が深められます。
生命栄養学専攻
- 1年次では、社会人として必要な基礎知識や語学を身につけるため「共通教育科目」を配置します。
調和のとれた教養教育と基礎教育を体系的に実施して、良識のある臨床検査技師の基盤を構築します。 - 2、3年次では、臨床検査技師に必要とされる専門性の高い知識技能と総合的な能力を養う「専門分野」を教授します。
- 最終年次では、臨床検査教育に加え、病院での臨地実習を通して、臨床現場での臨床検査技師に要求される様々な能力や考え方、ならびに医療従事者としてのモラルが習得されます。また、部門に配属され、実験や調査、教員と学生間の密接なコミュニケ―ションを通して課題研究がなされ、専門知識・技術が深められます。
薬学部
薬学部では、次のようなカリキュラム・ポリシーを指針として、薬学に関する高度の専門知識や技能を持った人間性あふれる人材を養成します。
- 1年生では、「共通教育科目」や「基礎教育科目」を学ぶことで豊かな人間性と幅広い知識を、また「早期体験学習」から医療人としての心構えを植え付け、薬学を学ぶことへの動機づけを行います。
- 2年生では、少人数クラスによる「薬学演習」をはじめ、薬の化学的・物理的そして生物的理解の基礎となる科目を学びます。
- 3年生では、薬がどのような剤形で使われ、どのような体内運命をたどり、どのようにして効くのか、そして、薬を必要としない健康はどのように得られるのかなどの「専門教育科目」を学びます。
- 4年生では、薬剤師が臨床の場で活躍するために必要な、知識・技能・態度に関する「臨床薬学科目群」を、さらに薬を正しく取り扱うための法律や社会制度について学びます。
- 5年生では、病院や薬局で臨床実務実習を行い、臨床現場で薬剤師に求められる知識・技能・態度を体験します。
- 高学年においては、研究室に分かれて卒業研究を行うとともに、高度で社会とのかかわりの深い「アドバンス科目群」を学び、将来の進路を決定する助けとします。
共通教育センター
共通教育センターの開講する共通教育科目は、言葉や情報を理解し活用する能力を養成するリテラシー科目群と、基礎的な教養を涵養するリベラルアーツ科目群という2つの科目群によって構成されています。
リテラシー科目群
リテラシー科目群は、【外国語分野】・【情報分野】・【基礎思考分野】・【社会人入門分野】から成ります。
【外国語分野】では、英語・ドイツ語・フランス語・中国語・朝鮮(韓国)語と留学生を対象とした日本語の各科目を提供します。聞く・読む・話す・書く四技能のバランスのとれたコミュニケーション能力の育成を図るとともに、専門教育との関連にも留意しながら授業を進めます。言語の運用能力を身に付けていく過程で、自身と他者の文化を客観的・相対的にとらえる態度や観点を育てます。また、到達水準を客観的に測ることができるよう、各種検定試験に対応した科目も提供します。
【情報分野】では、他者の権利を尊重し、高い倫理性を持ちながら、情報を活用することができるようにします。情報の信憑性を理解し、問題・課題を合理的に解決する判断力を養います。自らの考えを社会に伝える力を養います。また、情報活用力について客観的評価を行うべく、各種検定試験に対応した科目も提供します。
【基礎思考分野】では、文章や数字を通して論理的に思考する能力を向上させます。様々な情報を読みとり、自分の考えを状況に応じて適切に表現し、論理や方程式など数学的手法を活用するための科目を提供します。また、社会の動きや国際情勢を見る目を養うための科目を提供します。
【社会人入門分野】では、就業力を高めるための科目を体系的に提供します。1年次では自己理解や自己分析を通して自分自身のキャリアデザインを考えさせます。2年次では体験プログラムやケーススタディーなどを通して自己理解を深めさせます。3年次ではフィールドワークや講演を通して実践的就業力を向上させます。また、実学的関連科目も提供します。
リベラルアーツ科目群
リベラルアーツ科目群は、【人文科学分野】・【社会科学分野】・【健康科学分野】・【地域学分野】から成ります。それぞれの分野の第1セメスターには入門科目を配置し、第2セメスター以降でさまざまな科目を提供します。また、各分野とも少人数で特定のテーマを掘り下げるための演習科目を提供します。演習科目では所属学部以外の学生と共に学ぶことを可能とします。
【人文科学分野】では、欧米・アジア・アフリカ・日本のさまざまな社会や文化を学ぶための科目を提供します。
【社会科学分野】では、現代社会を法律・政治や経済・経営などの側面から学ぶための科目を提供します。
【健康科学分野】では、心理学・リハビリテーション学・栄養学・薬学などの領域に属する科目を提供します。また、スポーツ科学の領域ではさまざまなスポーツやトレーニングを実践し、またその理論を学習するための科目を提供します。
【地域学分野】では、大学周辺の地域を学ぶ地域学に関する科目や、観光都市神戸にある大学で学ぶに相応しい観光学に関する科目、また防災や社会貢献に関する科目などを提供します。
大学院
法学研究科
修士課程
- 「特殊講義」を通じて、学部段階よりも高度な法学・政治学・国際関係の専門的知識及び豊かで柔軟性のある専門的実践能力を修得する。
- 「特殊研究」を通じて、専攻分野における特定テーマを深く追求し、修士論文を作成するための研究指導を受ける。
博士後期課程
「研究指導」を通じて、各専攻分野における研究をさらに深化させ、より高度な専門的能力を修得するとともに、その成果として博士論文を作成する。
経済学研究科
修士課程
次の教育方針にしたがい、特殊講義、演習、外国文献研究を設ける。
- それぞれの分野の高度な専門知識を修得するとともに、情報収集分析能力、口頭表現能力、文章表現能力、論文作成能力を獲得するため、特殊講義、外国文献研究を体系的に設ける。
- 高度な専門知識の修得と研究能力の涵養を目的として、専攻科目の演習を設ける。
博士後期課程
次の教育方針にしたがい、特殊研究、研究指導を設ける。
- より高度な専門知識を修得し、研究能力を獲得するため、特殊研究を設ける。
- 高度な専門知識を修得し、研究者として独創的な研究を行うことができるよう、指導教員による研究指導を行う。
人間文化学研究科
人間文化学研究科では、次のような教育方針に沿って教育課程を編成しています。
修士課程
- 現代の知識基盤社会に対応した専門性を高める教育を実現するために、講義科目と演習科目を設置しています。講義科目は学生各自の専門性に直結した学知と技能の修得を目的とし、演習科目は課程の修了まで一貫して自らの研究テーマを追求し、修士論文に結実させることを目的としています。
- 現代の多様化した社会に柔軟に対応できる幅広い知識と研究技能を培う教育を実現するために、多彩な分野・領域・学習スタイルをカバーした研究科共通コースワーク科目を設置し、学生各自のニーズと主体性を生かした学びを提供しています。
- 実践と実体験を重視し、行動力に裏打ちされた学習能力を養う教育を実現するために、人間行動論専攻、地域文化論専攻のいずれにおいても、実社会の現場とかかわり実践的に学ぶさまざまな機会を設けています。
- 人間に対する深い理解をもち、現代社会の複雑な諸相についての広い学識と高度な専門的知識と技能を獲得することにより、学校現場で中核的・指導的役割を担うことができるような教員の養成をめざします。
博士後期課程
研究の構想からその実践と成果の結実に至るまで、学生の主体性を重んじながらも、きめ細かな実践的指導によって着実にステップアップしていく研究プロセスを提供し、学位論文のスムーズな完成に導きます。
<人間行動論専攻>
人間文化学研究科人間行動論専攻では、次のような教育方針に沿って教育課程を編成しています。
修士課程
- 人間と社会をめぐる広範な知識とともに、研究の一般的技能を修得するために、専攻の枠を超えた多彩な分野・領域・学習スタイルをカバーした多数の研究科共通コースワーク科目を開設し、その系統的な学修から、学生各自の専門をより広い視野に立って位置づけていきます。
- 幅広い知識の修得と平行して、専門的な研究を推進するために方法論や特殊講義科目を設定しています。ここでは学生各自の専門性をより深めながら、コースワークとリサーチワークの両立をめざしています。
- 学生各自の専門性に直結した個別指導の場として、演習科目を設定しています。
- 人間に対する深い理解をもち、現代社会の複雑な諸相についての広い学識と高度な専門的知識と技能を獲得することにより、学校現場で中核的・指導的役割を担うことができるような教員の養成をめざします。
以上の科目群は、現代社会に柔軟に対応できる方法や技能を実践的に修得しながら、高度かつ幅広い専門的知識を修得させ、学術的発展に貢献する独創的な修士論文に結実させることを目的にしています。
博士後期課程
博士後期課程では、学生の主体性を重んじて、学生が研究しようとするテーマに沿ってきめ細やかな研究指導を指導教員を中心に行います。入学後は、博士後期課程3年間の全体研究計画を立てるとともに、年度ごとに研究計画と研究成果報告を提出できるように導きます。研究科共通コースワーク科目の履修によってリサーチワークとコースワークを両立させ、学生の研究の進捗状況を研究科全体で確認し、指導教員以外の教員も問題関心を共有します。また、専門分野における学会発表と学術論文の作成・投稿を奨励・指導し、学位取得に向かって実り多い研究が展開できるように導きます。
<地域文化論専攻>
人間文化学研究科地域文化論専攻では、次のような教育方針に沿って教育課程を編成しています。
修士課程
- 地域文化論をめぐる広範な知識とともに、研究の一般的技能を修得するために、専攻の枠を超えた多彩な分野・領域・学習スタイルをカバーした多数の研究科共通コースワーク科目を開設し、その系統的な学修から、専攻に関する幅広い基礎専門知識と実践的な研究方法が修得できるよう配慮しています。
- 講座ごとに、幅広い学修とともにより高度な専門的研究方法を修得することができるよう特殊講義科目と方法論科目を開設し、コースワークとリサーチワークの両立をめざしています。
- 学生各自の専門性に直結した個別指導の場として、演習科目を設定しています。
- 地域の人と文化に関する豊かな学識と幅広い教養をもって地域社会と文化の発展に貢献でき、学校現場で中核的・指導的役割を担うことができるような教員の養成をめざします。
以上の科目群は、現代社会に柔軟に対応できる方法や技能を実践的に修得しながら、高度かつ幅広い専門的知識を修得させ、学術的発展に貢献する独創的な修士論文に結実させることを目的にしています。
博士後期課程
博士後期課程では、学生の主体性を重んじて、学生が研究しようとするテーマに沿ってきめ細やかな研究指導を指導教員を中心に行います。入学後は、博士後期課程3年間の全体研究計画を立てるとともに、年度ごとに研究計画と研究成果報告を提出できるように導きます。研究科共通コースワーク科目の履修によってリサーチワークとコースワークを両立させ、学生の研究の進捗状況を研究科全体で確認し、指導教員以外の教員も問題関心を共有します。また、専門分野における学会発表と学術論文の作成・投稿を奨励・指導し、学位取得に向かって実り多い研究が展開できるように導きます。
<心理学専攻>
人間文化学研究科心理学専攻では、次のような教育方針に沿って教育課程を編成しています。
修士課程
- 人の心に関する広範な知識とともに、研究の一般的技能を修得するために、専攻の枠を超えた多彩な分野・領域・学習スタイルをカバーした多数の研究科共通コースワーク科目を開設し、その系統的な学修から、専攻に関する幅広い基礎専門知識と実践的な研究方法が修得できるよう配慮しています。
- 心理学の専門分野を幅広く修得するとともに、各自の専門をより深く掘り下げ、研究を推進するための講義科目や方法論科目を設定し、コースワークとリサーチワークの両立をめざしています。
- 学生各自の専門性に直結した個別指導の場として、演習科目を設定しています。
- 次の資格を取得するための科目を配置したカリキュラムを設けています。
①臨床心理士(心理学専攻臨床心理学系のみ)
②学校心理士
③臨床発達心理士 - 心理学の幅広い領域に関する高度な専門知識と実践力を獲得することにより、学校教育におけるさまざまな問題に対して対応できる実践的教育力をもち、現場で中核的・指導的役割を担うことができるような教員の養成をめざします。
以上の科目群は、現代社会に柔軟に対応できる方法や技能を実践的に修得しながら、高度かつ幅広い専門的知識を修得させ、学術的発展に貢献する独創的な修士論文に結実させることを目的にしています。
(心理学分野の博士課程は、<人間行動論専攻>の【博士後期課程】に設置されていますので、その箇所を参照してください。)
総合リハビリテーション学研究科
修士課程
研究科修士課程の授業科目に、共通科目、専門基礎科目及び専門科目を設定している。
共通科目は、総合リハビリテーションに共通する広範な知識と関係職種の理解と連携及びリハビリテーションスタッフに必須な研究マインド、実践の場に必要な指導力を発揮できる人材育成の基盤づくりを目指す。
専門基礎科目は、専門科目の各領域の共通基盤として必須な科目を設定している。
専門科目は、研究論文をまとめあげるための先行文献研究、研究のアイデア、論理、思考、成果分析等の能力を高め、また学際領域の研究法、専門領域教育者の育成の基盤づくりの科目を学修して、学位論文を作成する。
- 優れた専門的知識・技術を有するリハビリテーション分野の高度な専門職業人の育成:現代の多様化するニーズを有する個人に対応できるよう、高度な知識・技術を修得し、社会に貢献できる専門家を育成するために、共通科目、専門基礎科目及び専門科目を通じて保健・医療・福祉の最近の知見を修得する。
- 優れたリハビリテーション学教育に資する人材の育成:国内外の多くのリハビリテーションに関する情報を集積し、関連する学問的基礎を関連付けながらリハビリテーションの学問体系を構築することによって、科学的根拠に基づいた教育的素養を有する人材を育成する。
- リハビリテーション学研究に資する人材の育成:リハビリテーションに関して科学的に真理を追い求めることによって、リハビリテーション学を進歩させ、社会における知的財産を創造し、国民及び社会に貢献できる人材を育成する。
博士後期課程
研究科博士後期過程の授業科目に、共通科目及び専門科目を設定している。
共通科目は、総合リハビリテーションに共通する広範な知識と関係職種の理解と連携及びリハビリテーションスタッフに必須な研究マインド、実践の場に必要な指導力を発揮できる人材育成の基盤づくりを目指す。
専門科目は、研究論文をまとめあげるための先行文献研究、研究のアイデア、論理、思考、成果分析等の能力を高め、また学際領域の研究法、専門領域教育者の育成の基盤づくりの科目を学修して、独創性を有する学位論文を作成する。
- 優れた専門的知識・技術を有するリハビリテーション分野の高度な専門職業人の育成:現代の多様化するニーズを有する個人に対応できるよう、高度な知識・技術を修得し、社会に貢献できる専門家を育成するために、共通科目及び専門科目を通じて保健・医療・福祉の最近の知見を修得する。
- 優れたリハビリテーション学教育に資する人材の育成:国内外の多くのリハビリテーションに関する情報を集積し、関連する学問的基礎を関連付けながらリハビリテーションの学問体系を構築することによって、科学的根拠に基づいた教育的素養を有する人材を育成する。
- リハビリテーション学研究に資する人材の育成:リハビリテーションに関して科学的に真理を追い求めることによって、リハビリテーション学を進歩させ、社会における知的財産を創造し、国民及び社会に貢献できる人材を育成する。
栄養学研究科
栄養学研究科の授業科目は特殊講義21科目、臨床栄養研修Ⅰ~Ⅳ、栄養教育科目Ⅰ~Ⅳに、栄養学研究、栄養学演習、特別講義から成っている。指導教員と副指導教員による複数指導体制のもとで、選択科目の選定を行い、また研究報告・論文を作成する。医療施設等において就業中の管理栄養士あるいは臨床検査技師は、勤務報告と所定単位数の授業履修により修士号取得が可能である。修士論文の査読は指導教員とは別の査読教員が行う。修士論文発表会では審査基準に基づき評価される。
薬学研究科
薬学研究科が受け入れ養成したい人材像は、より高度の 専門性と研究能力を身につけることに意欲を持つ医療人で あり、以下の3点が挙げられる。
- 薬学領域の高度な知識・技能・研究能力を深め、薬物治療における臨床的課題を正しく理解し、その改善・解決を行うための臨床薬学的研究を行う能力を持った人材の養成
- 国内外の医薬品開発における基礎から臨床応用への先進的研究動向を正しく理解し、それを研究実践の中に取り入れることによって先端的な研究方法論を修得し、それを基礎として優れた医薬品の臨床開発や評価に役立てることができる人材の養成
- 国際的視野に立った高度の薬学研究の実践能力を身につけることによって、大学などの教育機関において教育・研究を担うことができる人材の養成
薬学研究科は、上記の教育目標を達成するために、次のような特徴を有する授業科目を配置する。
- 専門講義科目は、臨床薬学分野において重要であると考えられる8科目(医薬品分子設計解析学、分子薬理学、医薬品ナノテクノロジー、予防薬学、処方解析学、個別化治療設計学、医薬品安全性評価学、先進医療薬学)で構成する。これによって、専攻領域の専門知識を深め、最新の研究動向を集中的に理解するとともに、臨床薬学研究を多面的視野から把握できる能力を養う。
- 薬学演習は、個別演習(指導教員の指導のもとに、研究室での研究論文抄読、研究会・学会などへの発表準備、学術論文の作成指導などを受ける)ならびに合同演習(研究科が定期的に開催する研究発表会において、研究計画・研究進捗の発表を行う)で構成する。これによって、自立した薬系研究者へと将来成長するために必要な基礎素養を高める。
- 薬学研究は、研究計画・研究実践に対して指導教員の直接的指導のみならず、他の研究科専任教員による直接・間接のアドバイスを提供し、研究科全体で指導にあたる体制を取る。これによって、自己の研究課題の位置づけを明確にし、その成果や意義を専攻領域の研究分野にとどまらず、臨床薬学全般にわたる広い視野で議論できる能力を養う。
- 臨床薬学研修は、選択科目として、神戸市立医療センター中央市民病院の協力のもとに、同病院の施設内で行われる臨床薬学実務研修である。病院薬剤部及び病院各科で行われる各種研修やカンファレンスへの参加を通じて、臨床薬剤師として必要な基礎知識と態度を学び、その中から臨床薬学研究における課題を理解する機会を提供する。
食品薬品総合科学研究科
食品薬品総合科学研究科では教育者・研究者もしくは実践の場で高度な専門職業人を養成するための知識・技能を修得できるようカリキュラムを編成している。栄養、食品、薬品、医療の分野に関して、基礎科学から応用科学、臨床栄養学に至る5専門分野から6単位以上選択して高度専門知識を修得し、研究実施能力等を向上するために演習4単位(必修科目)を履修する。指導教員と副指導教員による複数指導体制のもとで、選択科目の選定をし、研究報告を作成する。