神戸学院大学

男女共同参画推進への取り組み

第3回「神戸学院大学 森わさ賞」の表彰式を行いました

2022/03/07

表彰状と副賞(クリスタルトロフィー)が贈られました
表彰状と副賞(クリスタルトロフィー)が贈られました

神戸学院大学では、校祖森わさ先生の志を継承し、本学の建学の精神「真理愛好・個性尊重」に基づき、研究、教育又は社会における活動において優れた功績をあげた女性の教職員・卒業生・修了生を表彰しています。第3回「神戸学院大学 森わさ賞」は、18人の被推薦者の中から、中村祐美子さん(開発コンサルタント、合同会社適材適所)が受賞され、3月3日に、男女共同参画推進委員会の皆さんの前で、表彰式を行いました。

中村さんは、1998年 神戸学院大学法学部卒、2000年 同法学研究科国際関係法学専攻修了。その後、JICA(国際協力機構)等でラオスをはじめ多くの発展途上国の開発支援に携わってきました。2003年11月にはラオス政府より労働勲章受章。現在は、開発コンサルタントや岩手県花巻市教育委員等としても活躍しています。

表彰式では、佐藤雅美学長から、中村さんに表彰状と副賞のクリスタルトロフィーが贈呈されました。学長からは、「中村さんは、ラオスをはじめさまざまな発展途上国にて、人材育成などの開発コンサルタントを務めてこられた。森わさ先生も明治時代に女性単身で教育の道を邁進されたが、中村さんも国際社会を舞台に活躍し、まさに森わさ先生の意志を継いでおられる。世界に羽ばたこうとする本学の学生の模範となって、後輩たちに刺激を与えてくださるよう、これからのご活躍にも大変期待している」と、お祝いの言葉がありました。

中村さんは、「本学に入学してからも、やりたいことがやれる場所を探していた。アメリカでの研修と引率してくださった本学の先生の言葉が大きなきっかけとなって、『この大学で私はなにができるんだろう』『自分がやりたいこととはなんだろう』『自分だからできることはなんだろう』と考えるようになった。自分が置かれた環境を受け止め、自分のできることについてエネルギーを一生懸命にそそぐ。大学でのこの気づきが、海外をフィールドしている今でも、笑顔を忘れず、自分らしく働くことを支えている。森わさ先生が今日おられたら、『あなたは来るべくしてこの大学に来たのよ』と言われるのではないか。『すべての出来事には意味があるEverything happens for a reason』という言葉を大切にして、これからも自己研鑽をおこたらずに進んでいきたい」と受賞の言葉を述べられました。