男女共同参画推進室では、2018年度から「男女共同参画サイエンスフォーラム」を開催しています。第６回目の今年は、10月９日に「これからの学校教育と栄養教諭（管理栄養士）に求められる役割」と題して、川西市立川西南中学校／川西市中学校給食センター兼務にて管理栄養士として勤務されている林 浩子氏が講演しました。栄養学部管理栄養学科の２年次生を中心として、約70人が参加しました。

林氏は、病院勤務で糖尿病などの人々への指導を行ってきた経験をもとに、小学校勤務の際は、「管理栄養士としてしかできないことを模索し、栄養教諭になってからは、給食管理と食に関する授業を両輪で行った」と語りました。食育とそれぞれの教科を横断的に関連付けて、学習を深める教育の大切さについて伝えました。

さらに、川西市教育委員会事務局副主幹（指導主事）になったきっかけや当時の葛藤など、自身の歩んできたキャリアについて話しました。

参加者から「学生時代の今やるべきことは何か」という質問があり、「本を読むことと、機械に頼るだけではなく、自分で栄養価の計算や献立を考えられる人になること」と助言がありました。