神戸学院大学

大学紹介

2019年度自己点検・評価

神戸学院大学は、1966年に初代学長・森茂樹博士の下、建学の精神「真理愛好・個性尊重」を掲げて、栄養学部だけの入学定員100人の単科大学として、現在の有瀬キャンパスに創立されました。それから半世紀あまりが経ち、2007年にポートアイランドキャンパス(現在のポートアイランド第1キャンパス)、2019年9月にポートアイランド第2キャンパスならびに神戸三宮サテライトを開設し、栄養学部のみであった学部は2018年4月に心理学部、2019年4月に心理学研究科を開設するなど、合計10学部・8大学院研究科となり、1万1千人あまりの学生を擁する文理融合型私立総合大学に発展しました。これは私立大学としては神戸市内で最大規模、兵庫県下でも2番目の規模となります。

2012年、法人創立100周年を機に公表した「神戸学院100年宣言」をもとに、2013年度から5年の間に実施すべき具体的施策を「中期行動計画」としてとりまとめ、全教職員一丸となり計画の実現に努めました。「中期行動計画」実行中の2016年に大学創立50周年を迎え、次の50年に向けて本学が取り組むべき課題を「未来50年―神戸学院大学が進むべき道筋」として明確にしました。さらに、「中期行動計画」が最終年度を迎えた2017年度には、新たな5カ年計画として「第2次中期行動計画(2018-2022)」を策定し、現在、その実現に努めております。今後も、2018年度に文部科学省の中央教育審議会より公表された「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」で示された、今後の高等教育の基本的な方向性である「個々人の可能性を最大限に伸長する教育」の実現に向けて、計画を実行してまいります。

この度、2019年度の年次達成度報告書をとりまとめましたので、次のとおりご報告いたします。

大学憲章の基本理念に基づき、教育、研究、社会貢献並びに大学運営を推進することを「第2次中期行動計画(2018-2022)」の基本方針として、五つの分野ごとに設定した中期目標の実現を図りました。

教育分野
三つのポリシーに基づき、学生の成長を促す教育を実践することを中期目標に、八つの中期計画を実行した結果、「大学院課程の改善」、「附属中学校・高等学校との連携推進」が目標をやや下回る結果となったものの、「教育のグローバル化推進」においては、海外協定大学数の拡大や海外インターンシップが実現されるなど、目標をやや上回る結果となり、全体的におおむね目標どおりの結果となりました。
学生支援分野
学生の成長を支える総合的な学生支援を実施することを中期目標に、六つの中期計画を実行した結果、「修学支援の充実」については検証が十分ではなく、情報収集に努めた一年間であったため、目標をやや下回る結果となったものの、それ以外はおおむね目標どおりの結果となりました。
研究分野
多様で優れた学術研究を奨励し、その結果を広く社会に還元するとともに、地域と連携した特色ある研究の拠点形成を推進することを中期目標に、三つの中期計画を実行した結果、「研究環境の整備充実」、「多様な外部資金の獲得」について、取り組みが結果につながらず、目標をやや下回る結果となったものの、「学内・学外との研究連携促進」では、産学コーディネーターを配置して研究成果をPRできる体制が整う等おおむね目標どおりの結果となりました。
社会貢献分野
地域連携、産官学連携の強化により、広く社会に貢献し、大学の社会的責任を果たすことを中期目標に、四つの中期計画を実行した結果、いずれの計画についても一定の成果が上がっており、一部課題は残るものの、おおむね目標どおりの結果となりました。
大学運営分野
学長のリーダーシップの下で、効率的で機動的な大学運営を行うことを中期目標に、七つの中期計画を実行した結果、「内部質保証システムの機能的有効性の促進」については、一部課題が残るものの、「男女共同参画の推進」では積極的にさまざまな取り組みを実施しており、全体的にはおおむね目標どおりの結果となりました。

神戸学院大学第2次中期行動計画 中期計画(第3層) 2019年度達成度評価

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