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All NEWS学部長からのメッセージ

佐野 光彦
「リハビリテーション」(Rehabilitation)」の語源は、re(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい、できる)から成り立っています。それは単なる機能回復ではなく、「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」が重要で、そのために行われるすべての活動(医学的支援、社会的サポート、生活環境の整備、多職種連携などのアプローチ)がリハビリテーションなのです。そのことを学ぶために設立されたのが、理学療法学科、作業療法学科、社会リハビリテーション学科の3つの学科で構成されている総合リハビリテーション学部です。理学療法士、作業療法士、社会福祉士、精神保健福祉士といった専門職、福祉マインドを持って公務員、教員や民間企業で働く人材を養成することによって、SDGsの「誰一人取り残さない」の実現に向け、社会的使命を果たしてまいります。
3学科とも2025年4月より新カリキュラムに移行し、今まで以上に実践的に現場の人々(リエゾン:liaison、つながり)から学ぶ授業も多くなり、今まで以上に魅力のある学部をつくっていきます。
地元神戸に貢献し、後世に残る大学、このことを達成するために学部教職員が一つになって本学の発展に寄与できるよう努めてまいります。
総合リハビリテーション学部 学科構成
教育研究上の目的
神戸学院大学学則(抄)
- (目的)
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第2条の7 第2条に規定する各学部又は学科における教育研究上の目的(以下この条において「目的」という。)は次のとおりとする。
(8) 総合リハビリテーション学部の目的は、理学療法士、作業療法士、社会福祉士及び精神保健福祉士の資格取得を基本としながら、活動制限や参加制約のある人々の生活機能の維持回復を目指すため、専門知識及び技術を修得し、広く社会に貢献する人材を養成することとし、学科ごとの目的については次のとおりとする。
ア 理学療法学科の目的は、医療及び社会の要請により理学療法の対象範囲が拡大しているなか、疾病又は障害を有する人の機能障害・活動制限・社会参加制約の改善に加えて、健康の維持・増進から在宅生活支援までを含む、多様な対応を担うことができる理学療法士を養成することとする。
イ 作業療法学科の目的は、医療及び社会の要請により作業療法の対象範囲が拡大しているなか、身体機能・精神機能の回復、社会適応能力・対人関係能力の改善、発達機能の向上等、作業療法の多様な対応を担うことができる作業療法士を養成することとする。
ウ 社会リハビリテーション学科の目的は、社会福祉士及び精神保健福祉士の資格取得を基本とし、人と生活環境に関わる上での前提となる価値及び倫理の基盤に立ち、現状を把握し、将来への展望を持つた社会福祉実践に必要な専門知識及び技術を修得した人材を養成することとする。