神戸学院大学

経営学部

経営学部の田中ゼミがユーハイムとの産学連携プロジェクトに取り組んでいます

2024/07/02

プレゼンの様子
プレゼンの様子
試作の報告(Aグループ)
試作の報告(Aグループ)
プロモーション提案(Bグループ)
プロモーション提案(Bグループ)
販売価格・売上予測(Cグループ)
販売価格・売上予測(Cグループ)
講評するユーハイムの担当者
講評するユーハイムの担当者

経営学部の田中康介教授のゼミ(3年次生18人)と株式会社ユーハイム(以下ユーハイム)が産学連携の取り組みとして、「バウムクーヘンメニュー考案・販売プロジェクト」を今年4月にスタートし、6月26日にゼミ生らが、考案したメニューやプロモーション(販売促進)に関するプレゼンを行いました。

このプロジェクトでは、ユーハイムが開発したバウムクーヘンAI職人「THEO(テオ)」やTHEOを搭載したフードトラックを活用して、ゼミ生らがバウムクーヘンを使った創作菓子のメニュー考案やマーケティングに取り組み、大学祭での販売まで行います。

ゼミ生らは、6人ずつ3つのグループ(A・B・C)を編成し、前回まで、主に商品コンセプトや顧客ターゲットなどに関するプレゼンを行ってきましたが、今回は、試作を行った上で、具体的なメニューの考案やプロモーション、原価計算及び利益予測などに関するプレゼンを行いました。

Aグループは、ドイツ語のバウムは「樹木」という意味で、年輪(年々しあわせ)を重ねるイメージから、「しあわせの一口を」というコンセプトで、削ぎ切りしたバウムクーヘンをカップに入れ、さつまいもペーストをケーキのモンブランのようにトッピングする「カップクーヘン」という商品を考案しました。10代後半~20代の女性を主なターゲットとしています。(ドイツ語のクーヘンは「ケーキ」という意味)

Bグループは、「神戸と笑顔のなる樹」というコンセプトで、THEOをモチーフにした商品にして、THEOの魅力や可愛さをプロモーションに生かすことを考えました。商品名は、「THE-KE(テーキ)」(THEO&CAKE)で、削ぎ切りしたバウムクーヘンにハチミツやチーズなどを載せ、バーナーで炙って風味豊かにするというもので、そこにTHEOの可愛さをイメージした小さな旗を添えることを提案しました。家族をメインターゲット、学生をサブターゲット(どちらも男女)としています。

Cグループは、ユーハイムの「平和を創り出す人達は幸せである」という企業理念より、「Wish Your Happiness」というコンセプトを考え、削ぎ切りしたバウムクーヘンに、さつまいもブリュレ(さつまいもペーストの表面を炙って焦がしたもの)をトッピングした「さつまいもブリュレバウム」という商品を考案しました。10代後半~20代前半の女性を主なターゲットとしています。

プロモーションに関しては、各グループとも、SNS(Instagram・TikTok)の活用や、ポスター・チラシ・看板・パネル・POPの制作、店頭での試食などを提案しました。

ユーハイムの担当者は、「各グループが考案したメニューは、どれもユニークで今後、どのように商品化されていくのか興味深いです」と講評し、その上で、「ただし、ユーハイムの商品は、食品添加物を一切、使用していないので、本プロジェクトでも、試作段階から食品添加物を使用しないで下さい」と話しました。

田中教授は、「グループごとに、それぞれ特徴のある案が出てきたが、これまで(3回)のプレゼン内容や資料をうまく結合・融合し、修正や改善も含めて、商品化や販売に向けて、さらに議論を進めるように」とゼミ生らに指導しました。

次回7月10日は、各グループのメニューの工夫や改善、材料、販促物についてプレゼンを行い、また試作したトッピング材料を持ち込み、バウムクーヘンと合わせて試食する予定です。

◆THEOについてはこちら
◆フードトラックについてはこちら

前回の記事:
経営学部の田中ゼミがユーハイムとの連携プロジェクトでプレゼンと試食を行いました