ボランティア活動支援室学生スタッフ環境班によるポートアイランド第1キャンパスのミニ植物図鑑が完成しました
2024/03/29
ボランティア活動支援室学生スタッフ環境班が作成したポートアイランド第1キャンパスのミニ植物図鑑が完成しました。農学博士で、フラワーデザイナーなどの資格を持つ現代社会学部の菊川裕幸講師が監修しました。
昨年4月、環境班が菊川講師の案内でポートアイランドキャンパス・グリーンツアーを実施し、個々の植物についての説明を受けて植生の豊かさに驚きました。8月、再び同様のツアーを実施し、今度は4班に分かれて植生調査を実施しました。お気に入りの植物を選び、種類の同定や写真撮影も行いました。選んだ理由も書いて模造紙にまとめた後、マップに観察できる地点を落とし込んで無料のリーフレット「植物図鑑」を1000部作成しました。キャンパスの主要スポットに配置する予定です。
キャンパスのイラストマップと26種類の草花や樹木の生えている地点を紹介しています。バラ園のバラ、サクラをはじめ、アジサイ、フジなどの美しい花々。果実が食用になるヤマモモ、ビワ、オリーブ。高さ25メートルにもなるワシントンヤシ、北門のシンボルになっているメタセコイアなどの木々があり、緑豊かなキャンパスの様子がうかがえます。個々の科名や見頃、特徴を紹介し、写真も掲載しました。
環境班の宇賀茜里さん(現代社会学部・新年度から4年次生)は「環境班で何かできることを考えて私がキャンパスのグリーンツアーを提案しました。それまであまり注目していなかった植物に注意を向けて自分たちのキャンパスを回ったら名前を知らない草花が多くて、たくさんの発見がありました。植物図鑑という成果になって良かったです」と喜んでいます。
同じく環境班の中井琉生さん(経営学部・新年度から3年次生)は、「有瀬で農園をやっていますが、ポートアイランドは都会の印象が強く、こんなに多くの種類の植物が生えているとは思いませんでした。緑の豊かさを学外にもアピールしたいです」と話しています。
菊川講師は「ローズマリーの葉は爽快な香りで癒やしの効果があります。本当はもっと多くの種類の植物があり、どんどん植物図鑑を充実させたいと思っています」と、情報提供も呼びかけています。
「植物図鑑」を見ていただけます。