神戸学院大学

研究・産学官連携

「大学見本市2024イノベーション・ジャパン」にて薬学部の村上遼助教が技術シ-ズの紹介を行いました

2024/08/26

シーズの紹介を行う村上助教
シーズの紹介を行う村上助教
展示ブースで説明する村上助教
展示ブースで説明する村上助教

8月22日~23日に国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する「大学見本市2024イノベーション・ジャパン」が東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催され、薬学部の村上遼助教が技術シ-ズの紹介を行いました。

大学見本市は全国の大学等から創出された研究成果の技術移転や実用化の促進を目的として、大学の研究成果を企業関係者に対してPRし、広く共同研究などのパートナーを募る国内最大規模の産学マッチングイベントとして毎年実施しており、2日間で約1万1,000人が来場しました。

村上助教は、「アミン系高分子による海洋直接回収技術」と題して、最近注目を集める、海洋を利用したCO2回収技術(Direct Ocean Capture)に利用可能な「CO2吸収剤」について、ポスタ-展示とショートプレゼンテーションを行いました。

この「CO2吸収剤」は、高疎水性アミン系化合物を高分子にすることで、両親媒性(親水性+疎水性)をもたせ、CO2のみを選択的に吸収できる画期的なCO2吸収剤です。本技術は不要にCO2吸収剤を流出させなければ、生態系への悪影響を及ぼさずに海洋中からCO2を直接回収することが可能です。

本学の展示ブースには多数の企業等関係者が訪れ、活発な意見交換が行われました。また、複数の企業から詳細の資料請求や技術打合せの依頼等があり、本研究に注目が集まっています。