English Plaza(い~ぷら)
英語を楽しく学べる場所として、本学学生、教職員に無料で開放されている学内施設。
外国人講師と英会話やゲーム、イベントを通じて楽しみながら英語を学ぶことができます。
英語に自信のない方も常駐の日本人スタッフが日本語でサポートを行います。
ネイティブの言葉が飛び交う「い~ぷら」への第一歩は緊張したけれど、
仲間と先生が、言葉の壁を超える勇気をくれた。
※2023年取材時
新しい大学生活が始まった
以前から、海外の文化に興味があった。大学に入学して、初めに向かったのは国際交流センターだ。そこで、留学のためにはIELTSやTOEFLなど英語資格が必要なことを知った。いろいろとハードルがあることは分かったが、留学に行きたいという気持ちは収まらない。夢を叶えるために、できることから始めよう。こうして、私は「い~ぷら」に通うことを決めた。
初めて「い~ぷら」を訪れたとき、先生方が温かく迎え入れてくれた。簡単な言葉で自己紹介をして、自分の知っている単語だけでも会話ができることを知り、当初抱いていた不安はあっという間に吹き飛んだ。先生方は、私の言葉を聞き取ろうと努めてくれるし、わからないことは日本人のスタッフがサポートもしてくれる。隣にいる上級生は、流暢な英語で、ネイティブの先生と楽しそうに会話をしていた。そんな姿を見て「私もいつか、こんな風に楽しく英語で会話したいな」と思い、いつしか、足しげく「い~ぷら」に通うようになっていた。
「い~ぷら」で知った英会話の楽しさ、異文化に触れる面白さ
「い~ぷら」で話す話題に、決まりはない。ふらっと立ち寄って、週末の予定を聞いたり、カードゲームをしたりしながら、話題が広がっていくのだ。もちろん、IELTSやTOEFLなど資格の対策にも協力してもらえる。気軽に英語を話せて、学びたいという気持ちにも応えてくれる場所だ。
通い始めたばかりの頃は、先生の言葉を聞き取るのはなかなか難しかった。特に、イギリス英語に慣れるには時間がかかった。今まではアメリカ英語で教育を受けていたので、早口でもなんとなく発音で意味がわかる。でも、イギリス英語はかなりアクセントが違うため、簡単な質問でも難しく聞こえてしまうのだ。同じ英語圏でも、地域によって明らかな違いがあることに驚いた。
「い~ぷら」では年に4回、季節のイベントもあり、いろいろな文化体験ができるのも魅力の一つだ。
新しい自分を見つけた
ネイティブの先生と英語で話していると、時折、日本文化についての質問を投げかけられる。例えば「豆まきはいつするのか」といった質問。時期は答えられるが、「いつ始まったのか」とか「この食べ物の作り方は?」と掘り下げて聞かれると、説明したくても知識がなく、スマホに頼ることもあった。そんな時「意外と自分の国のことについて知らないな」と感じて、ニュースを見たり、日本の文化についても興味を持つようになった。
また、話題探しだけではなく、素早く自分の意見をまとめられるようにもなった。「い~ぷら」では、会話の中で意見を求められることが多い。受け身で授業を受けてきた私は、とっさに意見を求められる経験があまりなかったが、授業やニュースを見る際にも、自分なりの意見を持つように心がけてみると、先生との会話の中でも話が広がるようになった。
未来へとつながった
「い~ぷら」のおかげで、語学力だけではなく、考え方や心構えの面でも成長できた。これから、約10か月のオーストラリア留学を予定している。留学先では、いままで以上に積極的に、同世代の人たちと交流を図り、海外の文化を自分の肌で感じていきたい。
将来は、ホテルや航空会社などのホスピタリティ業界に就職したいと考えている。語学力についてはまだまだ発展途上。社会にでて通用するには、もう少し力が必要だと感じている。だからこそ、これからも英語を勉強し続け、未来の可能性を広げていきたいと考えている。
留学のための英会話力向上をめざして、「い~ぷら」に初めて参加。語学力だけでなく、積極的に意見を発信する力も身につけて、夢であったオーストラリア留学へ向け順調に準備が進んでいる。英語を使う仕事に就くことが今の目標。将来的には海外に住んでみたいと語っている。