神戸学院大学

全学教育推進機構

産学官連携で新規就農者を育成する「楽農アカデミー」修了式を有瀬キャンパスで実施しました

2025/03/05

修了生代表が成果発表を行う様子
修了生代表が成果発表を行う様子
修了生代表が成果発表を行う様子
修了生代表が成果発表を行う様子
修了生代表が修了証を授与される様子
修了生代表が修了証を授与される様子
修了生代表のあいさつの様子
修了生代表のあいさつの様子
最後に全員での記念撮影
最後に全員での記念撮影

本学のリカレント教育プログラムである「楽農アカデミー」第2期が終了し、修了式が3月2日、有瀬キャンパスで行われました。

このプログラムは、農家の高齢化、後継者不足による農業従事者の減少に伴い、遊休農地の増加など農業が抱える社会課題が浮き彫りとなる中、新規就農促進のために神戸市が創設した「神戸ネクストファーマー制度」の認定を受け2023年度から開講しているものです。受講生の多くは、働きながら約120時間の農業プログラムを学び、将来的には小規模な農地を借りて営農を目指します。
第2期の受講生は20代から60代までの14人で、このたび全員が修了しました。

講義は本学有瀬キャンパスで、農学を専門とする菊川裕幸現代社会学部講師が中心となって行い、実習は神戸市西区伊川谷町の井吹南営農組合管理の農地で行いました。

はじめに、JA兵庫六甲の講師と本学の菊川講師による取り組み紹介の後、修了生代表2人が成果発表を行い、修了証と記念品を授与されました。

2人の成果発表では、「病害虫予防や土壌状態の把握といった作業を通じて、作物を観察することが最も大事だとわかり、『作物は人の足音を聞いて育つ』を実感した。農業者としての当面の目標は、手に取ってもらえる綺麗な野菜を栽培市場価値に見合った相応の価格で販売すること」とのことや、「農業を中心とした色々なコミュニティや活動があることを学んだ。自身だけでなく、友人など周りも巻き込んでいきたい」とのことが今後のビジョンとして語られました。

この後、本学の田中副学長やJA兵庫六甲の藤本隆司営農経済事業部常務理事、続いて、神戸市の椿野智弘経済観光局局長、JA兵庫六甲と本学を取り結んだ本学卒業生のしらくに高太郎神戸市会議員があいさつしました。
さらに、修了生代表1人から「楽農アカデミーでの1年間は、単に農業の技術を学ぶだけでなく、農業の楽しさや難しさ、仲間とのつながりの大切さを実感できた貴重な時間だった。この経験を活かしながら、これからも農業に真剣に向き合い、営農事業者として成長していきます」とのあいさつの後、関係者全員で記念撮影を行い閉式しました。

修了式を終えたばかりですが、楽農アカデミーはすでに次年度に向けて動き出しています。第3期は4月10日のオリエンテーションを経て、同月12日に開講予定です。