神戸学院大学

全学教育推進機構

【阪神・淡路大震災30年】小中学生の新聞づくりを教職志望の学生らがサポートしました

2025/01/20

グループで自己紹介する本学学生と子どもたち
グループで自己紹介する本学学生と子どもたち
グループで自己紹介する本学の学生と子どもたち
グループで自己紹介する本学の学生と子どもたち
神戸新聞社の三好シニアアドバイザーから震災当時の話を聞く参加者ら
神戸新聞社の三好シニアアドバイザーから震災当時の話を聞く参加者ら
新聞記者から震災報道の話を聞く子どもたち
新聞記者から震災報道の話を聞く子どもたち
「ニュースカード」の説明をする小嵜講師
「ニュースカード」の説明をする小嵜講師

「こどもみらい通信社 臨時編集室開設~あつまれこども記者 震災30年特別号を作ろう~」と題したイベントが1月12日、神戸三宮サテライトで開かれました。本学の学生6人が参加し、小中学生の議論や新聞作りをサポートしました。

大阪シティズンシップ研究会と労働者協同組合こども編集部が主催。全学教育推進機構(教職教育担当)の小嵜麻由講師がコーディネーターを務めました。Zoomで参加した「石巻こども新聞」(宮城県)の3人を含め小中学生40人が参加しました。

阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の発生した当時、神戸市役所担当として復興の街づくりも含めて取材にあたった神戸新聞社NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーから被害の実態と報道取材の模様を聞きました。さらにグループごとに、各新聞社から参加した5人の記者が震災当時の経験や新聞報道の紙面、どのように新聞が発行され配達されたかを話し、「囲み取材」で小中学生のこども記者がメモを取りながら聞きました。

このメモをもとに会場にいる人にさらに聞いたり、インターネットで調べたりして補足取材をして「ニュースカード」を作り、レイアウトや見出しも考えました。「囲み取材」をさせてもらった記者には校閲・校正もお願いして「校了」とし、「ニュースカード」を仕上げました。

神戸市出身の磯部翔さん(人文学部3年次生)は「神戸で被災した両親からは阪神・淡路大震災当時の話を聞きました。昨年3月には能登半島地震の被災地でボランティアとして支援活動しました。廃棄される震災ごみの回収にあたり、惨状を目の当たりにしました。教師になれば生徒に震災や防災の話をする必要があると思い、参加しました」と話していました。

教職志望の萩峯綾梨さん(同)は「私は九州出身で阪神・淡路大震災のことはあまり知らないことが多くありました。熊本地震を経験したのですが、その時を思い出して、怖かった記憶がよみがえりました。今日お聞きしたことは将来、教師になれたら生かしていきたいです」とワークショップで多くを学んだようでした。