神戸学院大学のIPE
IPEカリキュラム
実践的教育の展開
神戸学院大学では、IPE関連科目として「多職種連携実践A~D(各1単位)」の4科目を開講しています(表)。学年が進行するにつれて、地域の保健医療福祉分野へのかかわりを深め、より実践的・具体的な内容をテーマに、演習・実習形式で授業を行っています。
1年次 | 2年次 | 3年次 | ||
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科目名 | 多職種連携実践A | 多職種連携実践B | 多職種連携実践C | 多職種連携実践D |
単位数 | 1単位 | 1単位 | 1単位 | 1単位 |
場所 | 学内 (演習室) |
学内 (実習室) |
学外 (地域社会) |
学外 (診療所等) |
内容 | 地域で暮らす人々の健康や暮らしにかかわる話から当事者理解を深め、多職種連携実践の基礎を学ぶ | 他の専門職の職務を見聞体験することにより、他職種の考えや業務内容、価値観などを知る | 地域で暮らす人々の健康増進や暮らしの向上にかかわる活動を多職種で行い、多職種連携の実践力を高める | 地域で疾病をかかえながら暮らす人々を多職種で支える活動を通して、チームのリーダーとしての資質を養う |
※ IPE関連科目は、当該科目が配当されている学年の学生のみならず、配当されている学年以上の学生であれば、どなたでも受講することができます。
これらの授業を通して、保健医療福祉分野にかかわるさまざまな職種を知り、自職種や他職種に対する理解を深めます。また、現場での多職種連携実践場面において患者・家族・利用者・コミュニティ中心の視点に立ち、互いの力を生かし合い、尊重し合える素地を築きます。
複数の専門職が集まる多職種連携チームでの活動では、職種間のコミュニケーションを積極的に行い、他職種の考えや業務内容、価値観などを知り、複数の専門職で機能させるチームワークの在り方や役割分担、良好なチームの形成、維持、成長に必要な要素について考えます。
このほか、実際の現場で多職種連携を実践することで、チームにおける課題の抽出や職種間の対立解決に向けた能力を育成し、効果的な多職種連携を推進するリーダーとしての資質を涵養します。
この授業の担当者は、病院、介護老人保健施設等での専門的な業務を経験している実務経験のある教員のみならず、地域住民の皆様方をはじめ、地域の専門機関や行政機関とも連携し、地域の第一線で活躍されている専門職の皆様方にもご協力をいただいております。
神戸の人と街をつなぎ、次の時代を担う専門職の育成にむけ、多彩なIPEプログラムを展開しています。