国際交流
交換留学生たちが神戸市水上消防署を見学させてもらいました
2024/06/21
日本の防災最前線を知ってもらおうと6月18日、交換留学生たちがポートアイランドの神戸市水上消防署を見学させてもらいました。
参加したのは韓国、フランス、イギリスの協定校からの留学生7人。出迎えてくれたのは本学卒業生でもある、谷敏行消防第1係長、同じく卒業生の長井裕貴さんらで、谷係長から、庁舎が神戸港に面して水難事故にも対応する同消防署の業務の特徴について説明を受けました。
続いて、神戸市内に1台しかないという「津波・大規模風水害対策車」を見せてもらい、潜水救助に使われる空気ボンベを背負わせてもらって、重さを実感しました。
交換留学生たちは消防車にも搭乗して内部を見せてもらいました。実際にサイレンを間近に聞いて、音の大きさに全員驚いた様子でした。その後、署員による消防車からホースを引っ張る方法の実演があり、各自防火着を身に着けて長いホースを持たせてもらいました。また、初期消火で必要になる消火器の使い方についても説明を受け、留学生たちが練習用の的に向かって放水しました。
最後に2隻ある消防艇のうち停泊中だった1隻にも乗船。放水するための装備などを見せてもらい、阪神・淡路大震災の際には長田の大火事で水上から放水し、消火作業にあたったとの説明を聞きました
見学を終えて、今年4月からで学んでいる韓国出身のイ スンチャンさんは「消防車の色などは韓国と同じで、親しみを感じました。韓国では消防の装備について詳しく知らなかったので、良い経験になりました。手に持った放水用のホースを後ろに引っ張ってもらって踏ん張る体験もして、水圧に負けない力が必要だと感じました」と、かなり上達した日本語で話していました。