神戸学院大学

国際交流

現代社会学部の李ゼミ生が国際交流イベントで実施する手作りカルタ遊びのために留学生から本国事情を聞き取りしました

2024/07/04

留学生から聞き取りする李ゼミ生(手前の3人)
留学生から聞き取りする李ゼミ生(手前の3人)
リュウさん(手前右端)から聞いた話をスマホでメモする北川さん(手前左端)
リュウさん(手前右端)から聞いた話をスマホでメモする北川さん(手前左端)
活発にやりとりする留学生と李ゼミ生
活発にやりとりする留学生と李ゼミ生

現代社会学部の李洪章准教授ゼミの3年次生で構成する「ながた部」が今秋神戸市長田区で開催される「KOBEランタン縁日」で予定している外国人の住民との交流企画に向けて7月1日、ポートアイランド第1キャンパスの国際交流プラザで留学生に個別インタビューして、本国の食や遊びなど文化・スポーツ事情を聞き取らせてもらいました。

「KOBEランタン縁日」は10月11、12両日、新長田駅からほど近い大正筋商店街、ふたば学舎などで実施されます(ランタンの点灯は一足早く、10月4日から商店街周辺で実施)。「ながた部」はブースを出して国際交流イベント「わくわく多文化フェスティバル『あいあいがさ』」を開催し、手作りカルタの遊びを計画しています。「ながた部」の取り組みは本学の「2024年度学生チャレンジプロジェクト」にも採用されました。

協力した留学生は法学部4年次生のリュウ ケンコウさんのほか、協定校の韓国・朝鮮大学校からの交換留学生、キム ガヨンさんと同・東亜大学校からの交換留学生、キム ジェビンさん。

ゼミ生の北川歩樹さんはリュウさんに中国の正月に家庭でよく食べる料理について聞きました。リュウさんは「中国の正月は旧暦で祝います。家族や親族が集まり、大皿に中華料理を盛って分け合います。魚は日本と違って淡水魚で、コイなどを良く使います」と説明しました。なぜ、「海の魚ではなく川魚なのですか」との問いにリュウさんは「国土が広く、海までは遠い地域が多く、鮮度の問題などの理由からです」と答えました。「一番人気のスポーツは」との問いには「卓球でしょうか」と答えました。

韓国の伝統的な遊びとしては、コンギノリ(地面に小さい石を5個置き、真上に投げて落ちる前に別の石を取りつつ、落ちてくる石も拾うゲーム)、ペンイチギ(こま回し。棒に糸をかけて作ったむちでたたいて長時間こまを回せた人が勝ち)などについて教えてもらいました。

このほか、韓国ではオンライン決済が日本より進んでいること、公共交通料金が日本より安いことなどが話題になりました。恋愛事情も国によってかなり違うことも分かりました。北川さんは「インターネットなどである程度分かっていましたが、聞き取りさせてもらって新たに知ったことが多く、とても参考になりました」と話していました。