国際交流センターが韓国・聖潔大学校の学生との交流会を開催しました
2025/01/10
韓国・安養市に本部を置く本学の協定校、聖潔(ソンギョル)大学校から学生28人が1月9日、ポートアイランド第1キャンパスを訪れ、国際交流センターが開催した本学学生との交流会に参加しました。
聖潔大学校の一行はグローバル経営技術大学(日本の大学で言えば「学部」)のイ・ジュンソ教授と教養大学(同)のキム・ヘヨン助教が引率し、学生は専攻もさまざまな1~4年生です。本学は各学部から希望した学生15人が参加しました。
国際交流センターの岡部芳彦所長が名誉領事を務めるポートアイランド第2キャンパスのウクライナ名誉領事館を案内した後、アクティブスタジオでの交流会に臨みました。岡部教授とイ教授が開会あいさつし、イ教授が両大学の研究協力によって書籍「韓日カルチャーマイニング(文化の採掘)」を刊行したことを交流事業の成果として紹介しました。続いてテーブルごとの「バディトーク」で日韓の学生同士が打ち解けました。
この後、昨年夏に本学の学生が聖潔大学校を訪れて実施した韓国短期研修にも参加した正野友貴さん(現代社会学部2年次生)と西原沙紀さん(グローバル・コミュニケーション学部1年次生)が「日韓カルチャーマイニング――日韓の生活様式の違い」と題して発表しました。韓国文化に興味を持っている2人は食文化、家、風呂、トイレ、自家用車を取り上げて日韓の違いを説明し、「今まで当たり前だと思っていいたことが調べてみて日本独自のものだと分かりました」と述べました。「韓国に行ってみて衝撃を受けたことは何ですか」との質問に2人は「公共交通機関の優先席に日本なら空いていたら誰でも座っていいというのが普通ですが、韓国では空いていても(高齢者や障がい者など、その席を必要とする人以外は)座ってはいけないというのが驚きでした」と答えました。
一方、聖潔大学校からも国際開発協力を専攻するヤン・ソンビンさん(1年)が「日韓大衆音楽文化マイニング」と題して発表しました。Kポップがアイドル中心なのに対してJポップはバンド中心だとして、トレンディーでグローバルなサウンドのKポップに対してJポップは独自のメロディーが主流などと特徴を表現しました。韓国で昨年12月に大統領が突然、戒厳令を宣言した際に、アイドルの応援ボードを持ってデモに参加した人たちの写真をスライドで映し、デモの現場で同じアイドルの応援ボードを持つ人たちが仲良くなったこともあったと日本ではあまり知られていない韓国事情も紹介してくれました。
続いてグループトークに移り、岡部所長からの提案で「去年一番楽しかった思い出の写真」をスマホ画面で見せ合い、その写真にまつわるストーリーを紹介し合い、グループごとに発表してもらいました。聖潔大学校からは、神戸で昨年の冬に初めてオーケストラの公演に参加した時の記念写真などが披露され、本学からは昨年夏の韓国短期研修の時の写真が多数披露されました。
聖潔大学校の学生は1月10日に帰国の途につきました。